80年代的な懐かしさを悪夢的に増幅した『サイコ・ゴアマン』、イチゴソースがおぞましい”ゴママン”シェイクや脳みそくんクッキーも
#80年代#SF#オカモトコウキ#サイコ・ゴアマン#スチャダラパー#スティーヴン・コスタンスキ#スプラッター#スリラー#ホラー#梅沢壮一#江戸木純#白倉伸一郎#雨宮慶太#黒沢あすか
「時空を超えて我が青春の東京ファンタに」雨宮慶太も絶賛
『E.T.』や『グーニーズ』といった子ども向けSF作品の要素に『死霊のはらわた』のスプラッター要素を組み合わせ、80年代的な懐かしさ満載に仕立てたSF映画『サイコ・ゴアマン』が、7月30日に公開。このたび、公開に先駆けて鑑賞した著名人らが推奨コメントを寄せたほか、作品にちなんだ個性的なグッズの発売も発表された。
・ゴア感あふれる『チェンソーマン』の藤本タツキ、「今年一番、最高最悪のラスト」と絶賛!
雨宮慶太監督は、「好きな映画である。見せたい物を惜しげなく表現する行為は、キラキラした輝きを放つ。時空を超えて我が青春の東京ファンタに行き、パンテオンの大画面でもう一度あの頃の自分と観客と一緒に見たい。コスタンスキ監督に拍手!!」と、東京国際ファンタスティック映画祭に熱狂した自身の若い時代の感情を蘇らせてくれたことに感謝の気持ちを述べた。
本作品を監督したスティーヴン・コスタンスキや、キャラクターデザインを手がけたアウレリオ・マッツァが雨宮作品の影響を受けたというが、その恩返しとなるエピソードだ。
『人造人間ハカイダー』や、平成仮面ライダーシリーズを手掛ける東映取締役・プロデューサーの白倉伸一郎は、「さいてー! いまさら?! これなに?! ごくあく! あんぐり! まじかよ?! んー最高!」と、タイトルをもじって本作品の魅力を表現。
2013年にコスタンスキ監督作を初めて日本に劇場配給した映画評論家の江戸木純は、本作品をコスタンスキ・ワンダーランドの集大成と評価した上で、「これぞまさに我々が待っていたコスタンスキ・マジックのショウケース的快作!」と感無量でコメントを寄せた。
本作のスペシャル・サンクスにクレジットされている特殊メイクアップアーティストで映画監督の梅沢壮一は、アメコミデジタルヒーロー全盛の時代だからこそ本作品の存在意味があると述べ、「ネット配信がなんだ! Blu-rayがなんだ! お前はビデオテープ時代が産んだ愛すべきラテックスヒーロー! 僕らの仲間だ!!」とエールを送る。
塚本晋也監督『六月の蛇』で主演して一躍脚光を浴び、近年は葛藤する母親役を中心に数々のドラマや映画に出演、本作では宇宙怪人の声を務めた黒沢あすかは、「宇宙怪人の声を担当する名誉を与えていただきありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。
このほかにも、数々のアーティストがコメントを寄せている。スチャダラパーのANIは、昭和の特撮の雰囲気を前面に出した本作品について、「サイコーなSF映画でした」と絶賛!
OKAMOTO’Sのギタリスト・オカモトコウキは、幼少期にTVで特撮モノを楽しんでいた世代の意見として、「あの頃のドキドキ感を悪夢的に増幅したような世界観が心に刺さる。不条理&ナンセンス! 狂気とくだらなさ。やりたいことを100%画面にぶつける監督の熱意に脱帽」と、岡本太郎を敬愛するアーティストの感性をも刺激したようだ。
イチゴソースがおぞましいごまシェイク&脳みそくんクッキー…食えますか?
本作品の公開に合わせて、宇宙オリジナルグッズやコラボメニューが続々決定。
コスタンスキ監督のインタビューや江戸木純、梅沢壮一、黒沢あすかのコラムをはじめ、本作に登場する15以上の宇宙怪人の紹介など、内容盛りだくさんのパンフレットが発売されるほか、サイコ・ゴアマンTシャツ2種類、日本製PGデザイン、ガイガックス評議会のメンバーたちが今にも重要な決定を下さんばかりの瞬間を切り取った「宇宙会議」デザインの2種類のB2ポスターの発売も決定。さらに、オリジナルマスクとTシャツやラグランTシャツなどもラインナップされる。
さらに、日本限定のオリジナル・サウンドトラックCDが公開日の7月30日にリリースされることが決定した。
楽曲は、マーティン・マクファイル、ディーン・ロード、トリスタン・ターの3人からなる作曲家トリオ・Blitz//Berlinが担当。コスタンスキ監督は彼らに依頼するにあたり、『ミュータント・タートルズ』(90年)などのサウンドトラックを参考にしてもらったという。
さらに、公開を記念して本作をイメージして特別に作られたコラボメニューが登場。
SF映画のコンセプトバー神田FLUXではサイコ・ゴアマンの魂をイメージした仄かな輝きが映えるフラワー&エナジーベースが、代々木cafe & DINE in nopeでは、イチゴソースがスプラッターな印象のごまシェイク「サイコ・ゴママン」などが提供される。
また、中西怪奇菓子工房からは脳みそ君クッキーの販売も決定した。
忘れかけていた大切なものが蘇る、映画愛あふれる作品
本作品は、「もし自分にコントロールできるモンスターがいたら?」という、スティーヴン・コスタンスキ監督自身が幼少期に思い描いた夢を再現したジャンルレスな映画だ。レーティングはPG12。
物語は、太古の昔から地底に眠る残虐宇宙人「サイコ・ゴアマン(PG)」が蘇ったことに端を発する。PGは光る謎の宝石を手にした少女ミミに操られるも、残虐宇宙人の復活を察知した銀河系の怪人たちが打倒PGのために地球に集結してくる……。
愛すべきB級感を醸し出しながらも、喧嘩が絶えなかった兄妹の成長、残虐宇宙人に芽生えた新たな感情なども描かれる本作。鑑賞後にはきっと、忘れかけていた“大切なもの”が胸に響くに違いない。
『サイコ・ゴアマン』は、7月30日に公開される。
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