鳥肌実、AV女優を演じた新人女優を押しのけ「私をメインに」と自己アピール！

2010.09.05

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知名度や人気で売れる単体女優ではなく、単にセックスを売るだけの企画AV女優。彼女たちのリアルな現実を描いて話題の『名前のない女たち』が9月4日に初日を迎え、安井紀絵、佐久間麻由、木口亜矢、鳥肌実と佐藤寿保監督がK’s cinemaにてマスコミ向けの囲み取材と舞台挨拶を行った。

［動画］『名前のない女たち』初日舞台挨拶

本作は新人の安井と、映画、舞台で活躍する佐久間のW主演。AV女優を演じるに当たって葛藤はなかったかという質問に、安井は「最初は少し抵抗がありましたが、やっていくうちに役に入り込み、抵抗も少なくなってきました。初めての現場は本当に無我夢中で、いっぱいいっぱいでした」と話していた。

一方の佐久間は「友だちにAVマニアがいて話を聞いていたので、オーディションのときからすごく（AVに）興味がありました。なので抵抗はなく、逆に（自分が）どれくらい挑めるかの方が不安でした」と語っていた。

そんな初々しい2人と共演した感想を聞かれた鳥肌は、「やっぱりキレイな女優さんだなということで、自分自身は何とかプライベートでお近づきになれないかと、機会を伺っていた状況です」と相変わらずの鳥肌節を披露。

さらに「映画にどんどん出させていただいて、役者としてもう1度芸能活動をやり直せないものかと。和製アル・パチーノとして何が何でも主演で、いや、主演はちょっと厳しいんですけど何とか再生できないか」と鳥肌は、俳優としての地位を築こうと目論んでいる様子。

だが、今回演じたAV製作会社の胡散（うさん）臭い社長役はハマリ役だったと思うかと聞かれると、「真顔で申し上げますと、今回はなかなか難しかった。胡散臭くしようとすればするほど、オーバーアクトになってしまう。私の場合、普段の生活から常に芝居をしてますから、演技の上にさらに演技をかぶせるとなると、二重苦三重苦のような状況で」と役作りの苦労話を吐露していた。

また、テレビにあまり出ないことを指摘されると、「この映画をきっかけに、役者としてドラマでも映画でも使っていただきたい気持ちでいっぱい」と話した上で、集まった報道陣に向かい、「今回も私メインで扱っていただければ」と、主演の2人そっちのけで自己アピールしていた。

『名前のない女たち』はテアトル新宿、K’s cinemaほかにて全国順次公開中。