150年前に起き、幕末の歴史の動きに大きな影響を与えた桜田門外ノ変。水戸の浪士たちが大老・井伊直弼を打ち倒したこの事件を、浪士たちの視点から描いた映画『桜田門外ノ変』の完成披露試写会が、9月7日に丸の内TOEI 1で行われ、主演の大沢たかおをはじめ、長谷川京子、渡部豪太、板東巳之助、柄本明、加藤清史郎、佐藤純彌監督が舞台挨拶に登壇した。
舞台挨拶前には劇中の衣装を身につけて愛宕神社でヒット祈願を行ったという登壇者たち。その感想を聞かれると、「(浪士たち)みんなの志や気概などを作品にぶつけられたかな、と自問しながら参拝していました」と大沢。板東は、水戸浪士たちが襲撃前にこの神社に集結したことに触れ「ここに18人が集ったんだと想像して、鳥肌が立つような気持ちになった」と興奮を語り、渡部も「境内に行くまでの急な石段を(浪士たちも)登ったんだな、150年前の烈士の魂が僕たちを見守ってくれてるのかなと思っていました」と、浪士たちに思いをはせていた。
続いて江本が「暑かったですね」と苦笑。この日の東京は35度の猛暑 で、「階段が急で、ズラから何から着けていたので大変でした。早く終わればいいなぁと思ってました」とため息混じりに正直な感想を語ると、場内からは笑いが起きていた。
一方、長谷川は、大沢扮する武士の妻を演じた感想について聞かれ、「多くを語らず“察する”ところが現代と違う。今なら普通に(夫に)聞くような『どこに行くの?』『いつ帰ってくるの?』というようなことが聞けない。とにかく家を守るという、今とはかけ離れた女性像なので、(演じるのが)難しかった」と語っていた。
そんな長谷川と大沢の息子役を演じたのが加藤。これまで幾度も時代劇に出ているが刀を腰に差す役は初めてだそうで「ずっと差したかったので、大喜びで(鞘から)抜いたり戻したりしていたら、スタッフさんに、武士はそんなに刀を抜かないんだよと言われて、出さないようにしたけど、ついつい抜いて遊んでしまいました」と照れくさそうに告白。司会から「チャンバラ遊びとかはしますか?」と聞かれると、「やったことはないですが、やってみたい」と回答。さらに、父親役の大沢をどう思ったか聞かれると「格好いいと思いました」とニッコリ。だが、母親役の長谷川について聞かれると、なぜか照れまくって無言に。長谷川から肩を突(つつ)かれてモジモジしている姿が、客席の笑みを誘っていた。
最後の挨拶に立った大沢は「150年前の日本の男たちのエネルギーを持ち帰ってもらえたらすごく嬉しい」と笑顔を浮かべ、「子どもの頃に日本映画が大好きで、よく銀座に見に来ていたんですけど、この作品を見たときに、子どもの頃に感動した憧れの日本映画を見ているような気がしました。自分のなかで大切な作品になり、俳優をやっていて良かったなと心から思えた作品です」と熱く語っていた。
『桜田門外ノ変』は10月16日より全国公開される。
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