高さ100mの巨大津波がリゾート地を襲う韓国発のパニック映画『TSUNAMI−ツナミ−』。その日本語吹き替え版主題歌「あなたがいてくれたから」を歌うAKB48のメンバーたちが、9月16日に新宿バルト9で行われた試写会イベントに登壇。映画の見どころや津波の恐ろしさについて語った。
[動画]AKB48が登壇『TSUNAMI−ツナミ−』舞台挨拶
[動画]『TSUNAMI』吹き替え版予告/AKB48「あなたがいてくれたから」
この日、登壇したのは板野友美、小嶋陽菜、高橋みなみ、宮澤佐江、峯岸みなみ、渡辺麻友、指原莉乃、中田ちさと、仲谷明香、梅田彩佳の計10名。
まず、映画の感想について聞かれた高橋は「本当に津波って恐いなって思いました。自分のことよりも大切な人を守りたいという(登場人物たちの)気持ちが伝わってきて、何度も泣きました」と感動を語った。
極限状態における人間模様が、主に4つのエピソードで語られていく群像劇。司会が、どのエピソードに共感したか尋ねると高橋は、「(都会から来た女性が)海洋救助隊の隊員に一目惚れするエピソードがあるのですが、女の子がメチャクチャかわいい!」と満面の笑み。小嶋も同じエピソードに共感したそうだが「男性がメチャクチャ格好いい!」と、高橋とは微妙に視点が違う。これに高橋は「良かった、かぶらなくて」と言いつつ、小嶋が「(男性が)救助するときが本当に格好良くって!」と声を大にすると、高橋も大きくうなずいていた。
また、彼女たちの楽曲が日本語吹き替え版の主題歌に使われたことについては、「思ってもいなかったのでビックリした」と板野。「こんな素敵な映画の主題歌を歌わせてもらえてすごく嬉しい」と喜んでいた。
この日は、津波の恐ろしさを知る実験映像も上映された。まずは45cmの津波に女性が足下をすくわれ流されてしまう映像に、みんなは「恐い!」と驚きの声。高橋は「いや〜、ビックリしました。なめてました、津波を」と認識の甘さを反省した様子。さらに、2.5mの津波でコンクリート製の部屋が崩壊する映像を見て「かなり破壊されるんですね」とショックを受けた様子の高橋。小嶋は「映画のなかの津波も恐かったけど、低い津波も恐いんですね」と真剣な表情。小嶋が「こんな津波が来たらどうしよう……」と眉をひそめると、高橋も「いつきてもおかしくないから、恐怖ですよね」とうなずいていた。
さらに司会から、もしも巨大津波があと10分で来るとしたらどうするか聞かれた高橋は「万が一無理だと思ったら、カツ丼を食べます!」と断言。峯岸が「なんでカツ丼?」と聞くと、「本当に好きなので、最後の晩餐みたいな……」と笑顔で応えていた。
その後、ロビーで囲み取材も行われた。主題歌のPVにはデビュー当時の彼女たちの映像が使われているのだが、高橋は「(当時の映像を見ると)結構、こっ恥ずかしいというか……。みんなが涙しているシーンがギュッと集まっている映像なのですが、こんなことあったなと走馬燈のように思い出します」と目を細めた。
また、最近パニックになったことはあるかという問いには、「常にパニック状態」という答えが。人数が多いため、コンサートの舞台裏では「靴がない!」「衣装がない!」という声が飛び交っているそうで、高橋は「ちょっとした災害の跡みたいになっています」と照れ笑いしていた。
映画については「すごく心に残る」と中田。指原は「本当に感動する映画なので、タオルやハンカチを握りしめて見てください」。板野は「家族をもっと大事にしようと思った」と語り、渡辺は「本当にスリリングで見応えのある映画」と、作品の素晴らしさを口々にアピール。高橋も「窮地に立たされたときの強さや愛をすごく感じました。迫力があって感動できる作品になっているので、ぜひ見ていただきたい」と呼びかけていた。
『TSUNAMI−ツナミ−』は9月25日より新宿バルト9ほかにて全国公開される。
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