前売券5,000枚は完売。榎木孝明が故郷・鹿児島で渾身作『半次郎』の舞台挨拶に登壇

舞台挨拶を行った榎木孝明(左)と白石美帆(右)
舞台挨拶を行った榎木孝明(左)と白石美帆(右)
舞台挨拶を行った榎木孝明(左)と白石美帆(右)
『半次郎』より
(C) 2010「半次郎」製作委員会

幕末の動乱期から明治維新期にかけ、西郷隆盛の右腕として活躍した薩摩藩士・中村半次郎(のちに桐野利秋と改名)。彼の生涯を描いた映画『半次郎』のプレミア上映会が9月11日と12日に西南戦争の激戦地・鹿児島県伊佐市にて開催され、主演の榎木孝明と共演の白石美帆が登壇。舞台挨拶を行った。

『半次郎』作品紹介

会場となったのは伊佐市文化会館大ホールで、計6回上映のために用意された前売券5,000枚は完売。同市出身で、本作の企画者でもある榎木は「企画から13年、ついに完成した『半次郎』の披露上映を故郷・伊佐市で迎えることができ感無量。日本人の良さ、精神文化の美しさが描かれたこの作品を、伊佐市から発信し日本全国さらには世界へと拡げていきたい」と抱負を語った。

京都の商家の娘で、半次郎と心を通わすさと役を演じた白石は「撮影中は地元の方々から、多くのお力をいただきました」と感謝の意を述べると、「榎木さんをはじめ関わった方々の熱い思いが隅々までこもった作品。見れば何か湧き出てくるものがある大きな作品に仕上がりました」と挨拶をした。

本作は西郷に心酔した半次郎が、西郷とともに京に上るシーンからはじまり、やがて西南戦争へと突入していく様が描かれている。大規模な合戦シーンは見どころの1つで、撮影は全て南九州(鹿児島・熊本・宮崎)で行われ、実際の戦跡も数多く登場する。

また、EXILEのAKIRAが薩摩藩士・永山弥一郎役で時代劇に初挑戦。西南戦争のシーンでは、何十人をも相手にした見事な殺陣を披露し話題となっている。

『半次郎』は9月18日より九州先行公開。10月9日よりシネマート六本木ほかにて全国公開される。

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