AKB48とD-BOYSの人気におじさん俳優もたじたじ／『×ゲーム』初日舞台挨拶

2010.09.19

タイトルにちなんで手をバッテンにクロスさせた菊池あやか（左）、荒木宏文（中央）、仲川遥香（右）

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写真前列左から、三上真史、菊地あやか、荒木宏文、仲川遥香。後列左から主題歌を歌う＋Plusの3人、相島一之、鶴見辰吾、福田陽平監督

山田悠介原作のハードサスペンス『×ゲーム』が9月18日に公開初日を迎え、キャストの荒木宏文（D-BOYS）、菊地あやか（AKB48）、仲川遥香（AKB48）、三上真史（D-BOYS）、相島一之、鶴見辰吾と、主題歌を歌った＋Plus、監督の福田陽平がシネマート新宿で行われた舞台挨拶に登壇した。

『×ゲーム』製作発表会見／荒木宏文、菊地あやか、仲川遥香ほか
 ［動画］『×ゲーム』製作発表会見／荒木宏文、菊地あやか、仲川遥香ほか

初日を迎えた心境を聞かれた荒木は「みなさんに見てもらい、心の中に留まることができて、やっと『×ゲーム』という作品が完成すると思う」と挨拶。菊池は「今日、公開ってことですごく嬉しいんですけど、『海猿』と公開日が一緒ということで、すごく緊張している」と『海猿』をライバル視。仲川は「このでっかいスクリーンに私たちの演技が映るということで、ちょっとドキドキしています」と話していた。

この日はAKB48にD-BOYSと、人気ユニットのメンバーが登壇するとあって場内は大興奮。ファンの歓声が飛び交うなか、相島は「今をときめくAKBの2人とD-BOYSの2人とこういうところに来るとドキドキします。すごいファンの方がいらっしゃるんですよね、AKBの人たちって。いつもこういう人たちに囲まれてすごいなぁ。おじさんちょっとビックリだよね」と、隣に立つおじさん仲間の鶴見に声をかける。これに鶴見は「8月に（この映画の）完成披露試写をやって、この雰囲気はそのときに慣れていますから」と余裕の表情を見せ、場内を笑わせていた。

続いて司会から、映画のタイトルにかけ「撮影中にこれは×ゲームじゃないかと思った過酷な体験は？」との質問が。荒木の答えはスケジュール。「スケジュールが×ゲームみたいで、2週間みっちりと撮影し、泊まり込みも頻繁にありました。寝る時間も1日1〜2時間あればいいかな程度」とハードな日々を振り返っていた。

菊池が挙げたのはトイレ。「下品になるかも知れないんですけど、学校のシーンでトイレがあるのですが蛾が何十匹もいたんです。それも×ゲームなのかなって思って撮影したんですけど、やっぱ虫は怖いですね」と蛾の恐怖を訴える。また司会から、そうした状況でちゃんと用は足せたかと突っ込まれると「まあ、多少」と恥ずかしそうに答えていた。

最後にこれから見るお客さんへのメッセージを求められたキャストたち。鶴見は「この映画は見終わると自分がSなのか、Mなのかよくわかる」とリトマス試験紙のような映画であることを説明。自らは「Mだと思いました」と告白、会場を沸かせていた。

一方、菊池は「怖くて重くて痛い映画なんですけど、実際に見たら途中で面白くて笑っちゃうところがあるので、そこはやっぱりみなさんで楽しんで声に出しちゃっていいんじゃないかなって思います。1度見てもわからないところがあると思うので、2度3度と見てくれたら嬉しく思います」と映画をアピールしていた。

『×ゲーム』はシネマート新宿ほかにて全国公開中。