加藤ローサ、中村蒼らが『パーフェクト・ブルー』初日舞台挨拶

2010.09.19

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親子役を演じた宅麻伸（左）と加藤ローサ（右）。宅麻は加藤のことを「嫁には出しません」とコメント

親子役を演じた中村蒼（左）と石黒賢（右）。石黒は中村を「俳優の顔になってきた」と絶賛

WOWOWのオリジナルドラマとして製作・放映された『パーフェクト・ブルー』が、放送時の反響を受け9月18日より映画として劇場公開。初日舞台挨拶が角川シネマ新宿にて行われ、加藤ローサ、中村蒼、宅麻伸、石黒賢、下山天監督が登壇した。

『パーフェクト・ブルー』作品紹介
 ［動画］『パーフェクト・ブルー』予告編

加藤は「1年前に撮影した作品。その後、ドラマで放送して、今回、こんなに大きなスクリーンで上映されるということでとても懐かしい気持ちと嬉しい気持ちでいっぱいです」と挨拶。中村も「もともとドラマなのですが、撮影時にもしも多くの人に見てもらって評判が良かったら劇場で上映ができるかもと聞いていて、そうなったらいいなと思いながらキャスト・スタッフが一丸となって頑張ってきていたので、この日を迎えられて本当に良かったなと思います」と、映画として上映される喜びを口にしていた。

本作では宅麻と加藤、石黒と中村がそれぞれ親子役を演じている。その感想を聞かれた宅麻は、親になりきって「（加藤が）とってもいい娘で嫁には出すまいと思いました」と“親心”をのぞかせた。だが一方で「親の気持ちをくんで、本当に（嫁に）行きません。いつか行くかと思いますが、そのときはみなさん、祝福してやってください」と話し、娘の嫁入りも望む複雑な思いも垣間見せていた。

対して石黒は、本作以前にNHKのドラマで中村と共演しているそうで、「そのときはまだ蒼は高校生で、さっき聞いたら今は19歳だっていうから、まだほんの2年くらいしか経っていないんですけど、すごく大人っぽくなった。俳優さんの顔になってきたなと嬉しく思っております」と息子役の中村の成長を喜んでいた。

最後に見どころを聞かれた加藤は「ガーと絡まった糸が、スースーとほどけていくような感じで謎が解けていきますので、楽しんでいたければ」とコメント。中村は「クライマックスは本当に、みなさんが想像もしないような、良い意味で裏切られるような話になっている」と見どころを語ると、「個人的には初めて金髪になって、ちょっとワルい役をやらせてもらった作品。新鮮な自分が見られると思うので、そこら辺も楽しんでもらいたい」と、自身の新たな一面もアピールしていた。

『パーフェクト・ブルー』は9月24日まで角川シネマ新宿にて公開される。