吉瀬美智子と阿部寛が共演した大人のためのサスペンス『死刑台のエレベーター』。ヌーヴェルヴァーグの鬼才ルイ・マル監督の傑作を、現代を舞台に大胆にリメイクした話題作だ。この映画の舞台挨拶付き試写会が9月22日に大阪で行われた。
『死刑台のエレベーター』作品紹介
[動画]『死刑台のエレベーター』特報
登壇したのは吉瀬。彼女が姿を現すと場内には大歓声が響き、司会は「男性のみなさん、目がハートマークになってますね」と言うと、吉瀬は「嬉しいです」と笑顔を浮かべていた。
吉瀬が扮したのは完全犯罪で夫を殺そうと企てるファムファタル的な女性で、オリジナルではかのジャンヌ・モローが演じている。オファーを受けた時点ではオリジナルのことを知らなかったというが、いろいろなことを知るうちに「私が演じていいのかと、次第にプレッシャーになって、監督に『私でいいんですか?』とお聞きしたところ『吉瀬さんが、健康で現場に来てくれたらいいから』とおっしゃっていただきました」と、監督の優しい言葉に助けられたことを告白。
撮影については「監督からは『凛とした女性でいてほしい』と言われました。あと、壁に背中をつけて、頭や体を動かさないでしゃべれるように練習してくださいとも言われました」と振り返った。また、相手役を演じた阿部寛については「実は撮影中は30分しか会ってないんです」とも教えてくれた。
大阪は1年ぶりという吉瀬。今回は堂島ロールとたこ焼きを食べたそうで、「たこ焼きはソース味としょうゆ味を食べました。おいしかったけれど、たこ焼きはやっぱりソース味かな」。本場・大阪のたこ焼きは「ソースの味が違う気がします」とも話していた。
『死刑台のエレベーター』は10月9日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開される。
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