美人だけど男勝りで強いヒロイン・真紀恵と、17年ぶりに彼女に会い、恋に落ちてしまった草食男子・美晴の恋の行方を描いた『ラブコメ』。この映画が9月25日に封切りとなり、新宿バルト9で、香里奈、北乃きい、田中圭、渡部篤郎、平川雄一朗監督を迎え初日舞台挨拶が行われた。
本作で、男勝りで女性から見ても格好いい主人公の真紀恵を演じた香里奈は「(演じた役は)オヤジっぽいところがある女性でしたが、男性に対してたまに女性らしい部分が出たり、思いっきり泣いたりする。そういうギャップをつけるように演じました」と役作りについて語った。
すると司会から、すかさず「今、)オヤジっぽいって言葉が出ましたけど、実際の香里奈さんは」との突っ込みが。これに、なぜか平川監督が「ちょっとありますよね」と答えると、香里奈は思わず苦笑。「ないと思ってます」と一旦は否定したが、「ちょっとあるかも知れないですね」と言い直していた。
一方、真紀恵に恋する草食系男子を演じた田中は、「結構アドリブを入れていたんですけど、(演じた役の)美晴は自分のことを“僕”と言うのに、アドリブではつい“俺”って言っちゃうんです。で、また言っちゃったって思ったら、監督が『ハイ、オッケー!』って」と話し、会場を笑わせていた。
また渡部も、難しかったり注意したことはあるかと聞かれ、「注意した点は遅刻をしないこと。あと監督の名前を覚えること」とオトボケな答えを連発していた。
さらに司会から、本作に絡めてキュンとなる瞬間について聞かれた香里奈は「基本的にギャップのある男性がステキだと思う。映画のなかでいうと、草食男子と言われている美晴が、普段、どうしようもない感じなんだけど、ここっていうときには手を引っ張ってくれたり。そういうところに女性はキュンとするんじゃないかと思います」と語っていた。
同じ質問に田中は、「真紀恵はすごい勝ち気だけど、僕から見ると香里奈ちゃんもちょっと勝ち気な女性だったので、好きな男の前ではどんな態度なのって聞いたら、『それは、好きな人の前でしか見せないから』って言われ、コイツやるなと思った」と撮影の待ち時間に交わした会話の中身を披露。これには、隣で聞いていた香里奈もちょっと照れたようだった。
最後に、映画の大ヒット御礼の思いを込めて、香里奈と北乃がブーケトスに挑戦。後ろ向きになって客席に花束を投げ入れていた。
『ラブコメ』は新宿バルト9ほかにて全国公開中。
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