幸せなユダヤ人新婚夫婦を襲った悲劇 その運命は……
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『ホロコーストの罪人』幸せの頂点から激動の別離までを描いた本編映像を一部公開
ホロコーストにノルウェー警察・市民らが加担していたノルウェー最大の罪を描いた衝撃の実話『ホロコーストの罪人』が、8月27日より全国で公開される。この度、1942年10月26日の朝、チャールズ・ブラウデ(ヤーコブ・オフテブロ)と妻ラグンヒル(クリスティン・クヤトゥ・ソープ)が新婚生活を送っていた幸せの頂点から、警察に逮捕され、激動の別離までを描いた本編映像が一部公開された。
ノルウェー系ユダヤ人たちをベルグ収容所に連行して強制労働を監視し、アウシュヴィッツ行きのドナウ号が待つオスロの港に強制移送したのは、同じノルウェー人であり、その結果、ドナウ号に乗船したノルウェー系ユダヤ人の多くがアウシュヴィッツでホロコーストの犠牲者となった。
なぜユダヤ人一家、ブラウデ家の幸せは奪われなければならなかったのか……。遠い出来事のように思える歴史的悲劇を、平凡なブラウデ一家を通して描くことで今を生きる人々にも身近な恐ろしさとして訴えかける壮大なドラマだ。
平穏な朝に突然「警察だ! 」
朝、目覚めると小鳥に話しかけ、ベッドの中で新しい新居について相談するラグンヒル。新婚のチャールズとラグンヒルには、とても幸せな時間だった。しかし、突然ドアを叩く音とともに「警察だ! 」の声が……。動揺するチャールズに「何をしたの? 夫として無責任だわ」と責め立てるラグンヒルだったが、ドアを開け何も説明しない警察に不安げな表情を見せる。チャールズは警察に「2分だけ時間をくれ」と言うと、ラグンヒルに「必ずすぐ帰る。愛しているよ」との言葉を残し、連行されてしまう。信じられない出来事にラグンヒルは涙を浮かべ立ちすくむばかり……。
チャールズを演じたオフテブロは、可憐で献身的かつ強い女性を演じた妻役のソープについて「いい共演シーンがたくさんありましたし、おっしゃる通りラグナヒルというキャラクターをバランスよく完璧に演じていました。とても才能のある俳優」と絶賛した。
解禁されたラブシーンについても「もちろんたくさん話し合いました。実際の2人がどんな人物だったかとか、どんなカップルだったのかとか。彼女とはとてもやりやすかった。直感的に演じることができる人で、アドリブも得意です」と振り返っている(https://www.youtube.com/watch?v=FjWMb62-INs)
その他の出演者には、『ソフィーの世界』(99年)のシルエ・ストルスティン、『ミレニアム』シリーズのミカリス・コウトソグイアナキス。監督は『HARAJUKU』(18年)で国内外の高い評価を得たエイリーク・スヴェンソン。
『ホロコーストの罪人』は、8月27日より全国で公開される。
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