佐藤寛子が初のオールヌードを披露したことも話題の『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』。この映画の完成披露試写会が9月28日に渋谷シアターTSUTAYAで行われ、佐藤をはじめ、キャストの竹中直人、佐藤、東風万智子、井上晴美、大竹しのぶ、宍戸錠と石井隆監督が登壇。舞台挨拶を行った。
『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』作品紹介
[動画]『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』予告編
石井監督とは2000年の『フリーズ・ミー』以来となる井上は、「あのときは今回の佐藤さんと同じく、初ヌードという人生のターニングポイントだった。以来、石井監督とは2度と仕事もしたくないし、顔も見たくないと思っていましたが、10年経ったら、また会いたいなって思って」と、今回の出演への思いを語ると、「石井ワールド大好きです」と話していた。
その井上とは久しぶりの共演となる竹中は、「井上さんは迫力があってスゴイ。もう2児の母だもの」と貫禄をべた褒め。大竹に関しては、「大竹さんはメチャクチャ大っ嫌いな女優なんですけど」とぶちまけ笑いを誘うと、「ムチャクチャHで良かったです。着物を着ている大竹さんを見たら、もうしびれちゃって」とフォローしていた。
一方、大嫌いと言われた大竹は、竹中との共演について「すごい楽しかった。私は大っ嫌いじゃないですよ」と答え、「待ち時間も多いし、大変な現場だったんですけど、竹中さんは全然文句を言わない。5〜6時間待ってて、私が思わず『ねえ、何か言いなよ』って言ったら、『待つのが仕事でしょう。僕は全然大丈夫』って(笑)」と、石井作品に惚れ込む竹中の姿を振り返った。
そうしたベテラン俳優たちに囲まれ、今回は濡れ場も経験した佐藤は「毎日緊張の連続。みなさんすごい俳優さんたちなので、緊張して現場に行ったんですけど、すごく優しくしていただきました。監督はちょっと恐かったです」と感想を述べていた。
また真中瞳から東風万智子に改名して芸能界復帰後、初の映画出演となった東風に関して、石井監督は「東風さんは違う名前の頃ファンだったものですから、一生懸命『脱ぎませんか』って誘ったんですけど、『ダメです』と」と断られたことを明かすと、「大竹さんと井上さんからは、3秒で『ダメ』って返事をもらった」と話していた。
その後、行われた囲み取材で、ヌードはダメと即答した理由を問われた大竹は「誰も見たくないだろうなって思って」とひと言。レポーターが「後姿がすごいキレイでしたよ」と答えると、大竹は「ありがとうございます」と恐縮した様子。これに井上が「だって、夜食、我慢したもんね」と撮影中は食べ過ぎに注意していたことを明かすものの、その直後、竹中から「ウッソ、食べたい放題食べてたじゃない」と真実をバラされていた。
その竹中は、年齢が二回りも離れている佐藤との絡みについて「そりゃもちろん、最高のときでしたね」と振り返る。また「普段、僕、前張りをしないので」といきなり前張りネタが飛び出し、その理由については「挿入するときのシーンでは感じが出ない。それに、はがすときに痛いし」と話していた。すると宍戸が「俺、前張りをしたことがある」とこの話題に参戦。前張り反対派かと尋ねられると、宍戸は「出し派です」と答えていた。
『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』は10月2日より銀座シネパトスほかにて公開となる。
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