20歳で脚本・監督・主演! 全く新しいフランス映画『スザンヌ、16歳』
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カンヌで話題をさらった新世代作品のビジュアル公開 著名人から賞賛コメントも!
2020年カンヌ国際映画祭。史上2度目の開催中止により新設された「オフィシャルセレクション」に選定された1本の映画が大きな話題を呼んだ。20歳の超新鋭スザンヌ・ランドンが脚本、監督、主演を務めた『スザンヌ、16歳』(原題/16 Printemps)だ。ヌーヴェル・ヴァーグ映画を継承しながら新世代の感性を融合させた、最も新しいフランス映画である同作が、8月21日より、全国で公開される。この度、第2弾ビジュアルが解禁された。
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彼女が15歳の時に執筆したのは、パリ・モンマルトルを舞台に高校生が年の離れた大人の男性に恋をするひと夏の物語。
当時、誰にも打ち明けられず、自身の内側に抱えていた思春期の憂うつな感情や恋愛への憧れを脚本へと昇華させた。この脚本をもとに19歳で制作に着手。主演として複雑で不安定な少女の内面を体現し、監督としてその繊細さを瑞々しくスクリーンに映し出した。
この若き才能に惹きつけられ集結したのは、『BPMビート・パー・ミニット』(17年)のアルノー・ヴァロワや、短編ドラマ映画『おもかげ』(17年)のフレデリック・ピエロほか、フランスを代表する王立の劇団「コメディ・フランセーズ」の役者など実力派俳優。
また音楽をヴィクトワール賞(フランス版グラミー賞)の最優秀アルバム賞を獲得した経験を持つ実力派シンガー・ソングライター、ヴァンサン・ドレルムが担当した。
ダンスを介した男女のやり取り、現代演劇の演出ほか、映画、文学、舞台、音楽といったあらゆるカルチャーの名作へのオマージュを盛り込みながら、新世代のやわらかくも鋭い感性で綴られた同作。時代を超え、年齢や性別を超えて誰の心にも通じる普遍性と斬新さをあわせ持つ作品に仕上がっている。今回、公開されたビジュアルに描かれているのは、同じ方向に傾きながら物憂げな表情のヒロイン・スザンヌと恋の相手のラファエル。劇中の印象的なシーンを切り取っている。
小川紗良「アンビバレントな叙情詩」と心揺さぶられる
また、小説「海辺の金魚」の女優・小川紗良、メタルギアシリーズゲームクリエイター・小島秀夫、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』作曲家・世武裕子、イラストレーターの網中いづるらアーティストやクリエイターから絶賛の声が届いた。
俳優・映像作家・執筆家の小川紗良は「ささやかな声で、不器用に発せられるスザンヌの言葉。それに対して体はなめらかで、本心を雄弁に物語るもの。自ら描き演じ切った、「スザンヌ・ランドン」としか言いようのないアンビバレントな叙情詩を、数年後の彼女自身がどう思うのか……」心が揺さぶられた心境を語る。
ゲームクリエイターの小島秀夫は「スマホもパソコンもSNSも登場しないティーンエイジ映画なんてあるの? と惚れたかもしれない。台詞や説明要素も、上映時間さえ極限に抑えたシンプルさ。そこから醸しだされる透明感。スザンヌは既存の表現に縛られない奔放な演出で、16歳に熾る“初恋”の揺らぎをピュアに映像化している。さらに、スザンヌは“初監督作”であるにも関わらず、既に独自のスタイルを確立している。情報過多な日常に退屈している我々はひととき『スザンヌ、16歳』に恋するはずだ」と感心。
映画音楽作曲家の世武裕子も「この作品に出会ってからというもの、ふと思い返しては、フレンチ女子のズルい魅力満載な彼女が気になって仕方がない」と振り返った。
イラストレーターの網中いづるは「清潔な白いシャツとヘアゴムやソーダの赤色のコントラストに、瑞々しさと強さを感じる。憧れだった青春映画のノスタルジーや自分の遠い記憶も重ねて見入ってしまった」と、主人公スザンヌに魅せられた様子だ。
『スザンヌ、16歳』は8月21日より、全国で公開される。
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