1928年に、女性として初めて大西洋横断飛行に成功した飛行士アメリア・イヤハートの半生を描いた『アメリア 永遠の翼』。10月24日にこの作品が、セルバンテス文化センター東京で開催中の東京国際映画祭提携企画・東京国際女性映画祭で上映され、辻元清美衆議院議員が大阪から駆けつけトークショーを行った。
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主演はオスカー女優のヒラリー・スワンク。主人公を献身的に支える夫を、リチャード・ギアが演じている。映画についての感想を求められた辻元議員は、「いつの時代も、女性が何かにチャレンジしていくことには制約がある。でも、それを突破してくれる人々がいるから、今の私たちがいるんだと元気になりました」と語った。
「国会はまだまだ男社会なので」と嘆く辻元議員は、「男性だと、内助の功というか“政治家の妻”が献身的に支えてくれるのですが、女性の場合は“政治家の夫”みたいなのがいなくて」と嘆き、「リチャード・ギアが(主人公を)献身的に支えてくれるので、ああいう人がいれば、と思いました」とうらやましそうな様子。司会が「いい男だし」と言うと、「そうなの!」と大きくうなずき、「なかなか現実は厳しいです」とため息をついていた。
今年5月に辞任するまで国土交通副大臣をつとめていた辻元議員は、「議員は少しずつ女性が増えてきているけれど、閣僚になって会合などに出ると、ほとんど男性ばかりで驚いた」と話し、「意思決定の場に必ず女性を入れるよう要求していて、女性のいない審議会は全部突き返していた」と明かした。辞任に際しての最後の訓辞でも「どんな会議でも、女性を必ず3分の1入れるように」と話したが未だ実現はされていないそうで、女性参加の難しさを嘆いていた。
そんな辻元議員の夢は、国会議員の数を男女半々にすること。道のりは困難そうだが、自らの経験を踏まえて「夢を言葉にすると、言葉が意志になり、意志が行動を生む。そして行動が連帯を生む」と話し、「(主人公の)アメリアも夢を口にしている。踏み出すときにはちょっと勇気がいるけれど、何もやらずに後悔するより、やって失敗して後悔するほうがいい」と笑顔を浮かべた。
カンヌ国際映画祭やヴェネチア国際映画祭で映画賞を受賞しているインド出身の女性監督が手がけた本作。「(演出で)女性ならではの細やかさを感じた」と評価した辻元議員は、「女性が何かをするにはミッション(使命)、パッション(情熱)、ファッション(美)が必要。この映画はそれを兼ね備えていると思う。私もこれからはこれでいきます(笑)」と話していた。
『アメリア 永遠の翼』は11月27日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開。
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