現在、六本木ヒルズを中心に開催中の東京国際映画祭で、10月25日に「日本映画・ある視点」部門に出品されている映画『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の舞台挨拶が行われ、キャストの大政絢、染谷将太、田畑智子と瀬田なつき監督が登壇した。
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』作品紹介
[動画]『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』予告編
同作は、10年前の誘拐監禁事件の被害者であると同時に、現在起きている連続殺人事件の加害者として疑われてしまった幼馴染みの男女・みーくん(染谷)とまーちゃん(大政)の姿を描いたポップでシニカルで残酷な青春ラブストーリー。
大政は「ピュアでまっすぐな映画。過去の残酷な部分もあったり、いろいろな感情がある映画になっています。最初から最後まで飽きない映画となっているので、楽しんで帰って下さい」と挨拶。染谷も「可愛くて残酷な映画ですが、その両面性を楽しんで下さい」と話していた。
田畑は「映像から風が吹いているような新しい映画。内容は残酷なはずなのに、それをさらっと見られるところが面白い。ぜひ、楽しんで下さい」と話すと、瀬田監督は「今日、みなさんがこの作品の初めてのお客さんとなります。どう感じていただけるのか緊張しています。必死で作った映画ですので、全力で楽しんで頂ければと思います」と挨拶をしていた。
タイトルにもある通り、本作では「嘘」がキーワードの1つとなっている。嘘つきの男性をどう思うかと尋ねられた大政は「相手を思う良い嘘があったり、本当にダメな嘘もあったり、いろいろな嘘があると思う。ですので、確信を持って嘘つきが嫌だとは言えない。良い嘘、相手を思う気持ちがあってつく嘘ならいいんじゃないかと思います。いやな嘘は嫌ですけどね(笑)」と語っていた。
また、パンチが効いた原作を映像化するのがプレッシャーだったかと聞かれた瀬田監督は「原作が非常に大胆な世界観だったので、それを映像するにあたり、どこを1番メインにするかを悩んだ。結果、2人のラブストーリーをメインに再構築していった感じです」と答えると、「原作ファンの方も、映画と原作の差を探して楽しんでいただければと思います」と映画をアピールしていた。
『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』は2011年1月22日より角川シネマ新宿ほかにて全国公開される。
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