江口洋介と蒼井優が初共演を果たした『洋菓子店コアンドル』の完成披露試写会が11月11日に明治安田生命ホールで開催され、江口と蒼井、そして深川栄洋監督が舞台挨拶を行った。
江口&蒼井の共演作主題歌に新人シンガーソングライターを大抜擢
司会から初共演の感想について聞かれた江口は、「もう、イメージ通り。ナチュラルというか自然というか、素朴というか(笑)。その反面、意外な一面もありつつ」とコメント。“意外な一面”の内容を聞かれると「彼女はお酒がすごく好きで」と言ってから、「これ以上は言いません」と含み笑いを浮かべていた。
一方、蒼井は、「男らしいイメージがあったのですが、本当にそのままの人。器が大きくて、江口さんが現場にいらしていると、スタッフさんも安心しているようなところがありました」と江口をべた褒めするも、「人の話を聞かない人」と暴露。「江口さんから質問された深川さんが、一生懸命答えているのに、もう他の人に話しかけているんです(笑)」と具体例を挙げながら説明し、「それがすごく面白くて、見ていてあきませんでした」と思い出し笑いをこらえながら話していた。それを聞いた深川監督は、「江口さんが僕の話を聞いていなかったんだと初めて聞いて……」と、寂しげにつぶやいていた。
ある悲劇をきっかけに業界を去った伝説のパティシエを演じている江口は、映画について「見ているだけで楽しくなる、宝石のようなケーキがたくさん出ているきれいな映画。でも、そこに人間ドラマも入っていたりして、ビターな部分とスイートな部分のある“ビター&スイート”な作品に仕上がっている」と説明。“ビター&スイート”という言葉に特に力を入れて語っていたのだが、それを聞いて笑いをかみ殺す蒼井は、「一緒に取材を受けたときにカンペにあった言葉です」とまたしても暴露! 苦笑いする江口を尻目に観客も大笑いするなかで蒼井は、「すごくおかしくて耐えられない」と言い、笑いをこらえきれない様子だった。
劇中で鹿児島弁を披露している蒼井。その苦労を聞くと、「外国語のような感じで、だんだん覚える気がしなくなって」と苦笑い。毎晩、自宅で、セリフとケーキ作りの練習に追われていたそうで「クランクアップしたときは感無量で、開放感を感じました」と明るい笑顔でコメント。「鹿児島弁は、本当に難しんいですよ」とため息混じりに語っていた。
また、映画にちなみ「食べると幸せになれるスイーツは何?」と聞かれた江口は、「甘いものは結構、嫌いじゃない」と言ってから、「ミルクレープ!」とキッパリ。蒼井は「私はかき氷です」と答えてから、「人生最後に食べたいのは桜味のかき氷。桜餅みたいな味がするのですが、それが食べたい!」と笑顔を浮かべていた。
『洋菓子店コアンドル』は2月11日より全国公開される。
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