1960年代の福岡の炭坑の町を舞台に、懸命に生きる人々の姿を描いた『信さん・炭坑町のセレナーデ』。この映画が11月27日に封切られ、キャストの小雪、池松壮亮、石田卓也、小林廉、金澤美穂、柄本時生と平山秀幸監督が新宿ミラノ2で初日舞台挨拶を行った。
撮影から公開までに2年の月日を要する憂き目にもあった本作。池松は「撮影から2年も経ち、ようやくこの日を迎えられたことを嬉しく思っています」と挨拶。石田も「なかなか公開が決まらなくて……。でも、僕はこの映画が大好きで、たくさんの人に見てもらいたかったので、今日は本当に感謝しています」と客席に語りかけていた。
柄本曰く「2年前なので、あまり覚えていないのですが(笑)、とっても楽しい現場だったというのが一番の感想」という撮影現場。小雪は、『ラスト サムライ』(03年)に続き本作でも母子役を演じた池松について「親戚のお姉さんみたいな気分。男性としても格好良くなり、俳優としてもステキになり、目が離せない」と再共演した感想を語った。
そんな小雪について池松は「人を温かく包み込んでくれる人なので、(再共演できて)懐かしかった」とコメント。一方、小雪演じる年上の美智代に恋心を抱き続ける青年・信さんに扮した石田も「恋愛映画は初めてに近かったのですが、小雪さんみたいなスゴイ人とお芝居できて緊張しました」と撮影前の気持ちを振り返ってから、「初日にカゼ気味だった僕に薬をくれたりして優しくしていただき、すごくステキな人でした」とその人柄を絶賛。隣で聞いていた小雪は少し照れた表情で「ありがとうございます」と礼を言っていた。
また、信さんの少年時代を演じた14歳の小林は色香ただよう小雪の隣で頬を上気させ緊張気味。劇中で小雪に背後から抱きしめられるシーンがあるのだが、「こんなキレイな人にギュッとやられたら、今だったら顔が真っ赤っかになって逃げ出してますね」とコメント。そう話しながらみるみる顔が赤くなる小林を司会が「真っ赤っかになっていますが(笑)」とからかうと場内は大爆笑。司会から「良い思い出なんですね」と言われると小林は「はい」と頬を赤くしてうなずいていた。
懐かしい昭和の風景に胸が熱くなる映画だが、平山監督は「今はCGを使うとどんな映像でもできるけれど、この映画は何でも手作りで作ったので、映画作りの原点を改めて勉強させてもらった気がします」と語っていた。
そんな本作の見どころについて小雪は「何度見ても心のなかに温かいものが流れる作品」とアピールしていた。
『信さん・炭坑町のセレナーデ』は新宿ミラノほかにて全国公開中。
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