『武士の家計簿』石川県先行公開で堺雅人、仲間由紀恵らが初日舞台挨拶

2010.11.27

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加賀を舞台に、幕末から明治にかけての激動の時代を、刀ではなくそろばんによって生き抜いた武士とその家族の姿を描いた『武士の家計簿』。この映画が11月27日より、ゆかりの地である石川県で先行公開となり、主人公とその妻を演じた堺雅人と仲間由紀恵、そして森田芳光監督がワーナー・マイカル・シネマズ御経塚で行われたレッドカーペットセレモニーに登場。大きな歓声に包まれた。

和服姿の仲間由紀恵と松坂慶子に挟まれ堺雅人が満面の笑み！

その後、3人は舞台挨拶に登壇。藩の会計を担当する御算用者・直之を演じた堺は、「みなさんと一緒に初日を迎えられて嬉しい」と挨拶。「この映画は金沢と京都で撮影しましたが、金沢の風景など、金沢の方々しか楽しめない視点で楽しんでいただければ」と語った。

また、借金返済のために質素倹約に努める主人公を支える妻・お駒を演じた仲間は「私の旦那様（直之）はちょっと風変わりな方です」と“夫”を紹介。「他の方にはできないような旦那様の決断によって家族も苦労しますが、一丸となって暮らしていきます。撮影中も旦那様や家族に助けられ、本当に幸せでした」と堺への感謝を口にした。

この日は森田監督の希望で、舞台挨拶時に観客とのフォトセッションの時間を急きょ設ける演出もあり、映画同様に温かな雰囲気に包まれたひとときとなった。森田監督は「映画はどうでしたか」と客席に問いかけてから「良い感想を持たれた方は、ぜひ、ご家族、ご友人、大切な方へと広めてください！」とさらなる応援を呼びかけていた。

『武士の家計簿』は12月4日より全国公開される。