オードリー春日がハリウッド期待の若手女優に「いい女ですね〜！」とニンマリ

2010.11.30

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左からショーン・ベイリー、オリヴィア・ワイルド、ジョセフ・コジンスキー監督、若林正恭（オードリー）、春日俊彰（オードリー）

オードリーの2人のうちどちらがタイプか聞かれ、困惑気味のオリヴィア・ワイルド（左から2人目）

失踪した父が残した謎のメッセージに導かれコンピューターのなかの世界に入り込んでしまった青年の戦いを、革新的な3D映像と共に描いたSF大作『トロン：レガシー』。この映画のキャスト、スタッフが来日し、11月29日にザ・リッツカールトン東京で記者会見を行った。

［動画］『トロン：レガシー』来日記者会見
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会見に出席したのはヒロインを演じたオリヴィア・ワイルド、ジョセフ・コジンスキー監督、プロデューサーのショーン・ベイリーの3人。1982年に公開された『トロン』を基にした作品で、コジンスキー監督によると「オリジナルを尊重しつつ、最新技術を駆使して極限を極めたい」と思って作ったという。

ワイルドは、人気ドラマ『Dr. HOUSE シーズン4』でバイセクシュアルのクールな女医を演じ注目を集めた若手女優。本作ではコンピューターのプログラムで作られたキャラクターを演じているが、その役作りについて、「人間ではないキャラクターを演じる難しさは、人間的な面をすべて取り除いて演じてしまうと観客が感情移入できない、冷たいキャラクターになってしまうところ。なので本作では、人間の良いところと科学の良いところを組み合わせたハイブリッドなキャラクターにしたいと思いました。人間的な要素としては思いやりや無欲であるところ。科学的な部分は強さや速さ。それらを組み合わせて演じました」と明かした。

今まで誰も見たことのない映像を目指したと胸を張るプロデューサーのベイリー。最新技術を駆使した映像が印象的で、使ったカメラについて「ソニーのF35というカメラで、『アバター』でジェームズ・キャメロン監督が使ったものより進化しています」と話し、先行した3Dヒット作『アバター』へのライバル心をのぞかせた。

一方で、コジンスキー監督は、映画作りで一番気をつかった部分について「素晴らしい物語と魅力的なキャラクター作りを心がけました。最新技術を使った作品も、物語がしっかりしていなければ何の意味もありませんから」と、技術だけに頼らない作品作りについて語った。

本作では、オリジナルの『トロン』で監督・脚本をつとめたスティーヴン・リズバーガーが製作に名を連ね、同じくオリジナルで主演をつとめたジェフ・ブリッジスも出演している。ベイリーは「2人に関わってもらえて本当に光栄でした。まず、リズバーガーさんから言われたのは、大きく夢を見てほしいということ。何かに迷ったら、より野心的なほうを選べとアドバイスされたので、それに従いました。ブリッジスについては、出演してもらえてあまりに光栄なので、2役演じてもらいました」と笑顔を浮かべた。

会見後には宣伝サポーターをつとめるオードリーの若林正恭、春日俊彰も登場。春日はいつものピンクではなくトロンブルーのベストを着用。「デジタルな感じのネクタイも含めて3980円くらいのお求めやすい価格で買った」と誇らしげに語っていた。

また、ハリウッドの映画人を前に英語でしゃべろうとする春日に対して若林が「高校のとき（英語の成績が）Cだったじゃないですか」と突っ込む場面も。さらに若手スター、ワイルドについての感想を求められた春日が「いい女ですね〜！」と目尻を下げると、エラそうなその表現に若林は「通訳しないでほしい……」と苦笑いしていた。

一方、オードリーの2人についての感想を求められたワイルドは「オー・マイ・ゴッド！」と笑いながら、「1人はすごく頼もしくてたくましい」と春日についてコメント。続けて「もう1人はクールでシック」と若林についてコメント。すると若林は「クールでシックだなんて！いつもは地味だと言われているので嬉しい」と大喜びしていた。

映画については「見たこともない映像で、シーンが変わるごとにビックリ！ストーリー展開も常にハラハラドキドキで、親子愛の心の部分も描かれていて、大変感動しました」と若林。春日は「すべてにおいて非常に満足のできる作品に仕上がりました。自信作です」と、まるで自分が監督であるかのようなコメントで太鼓判を押していた。

『トロン：レガシー』は12月17日より全世界同時公開される。