40作目が間もなく公開! 75歳になったウディ・アレンが、映画作りの苦労を語った

ウディ・アレン監督
(C) GION
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『人生万歳!』より
(C) 2009 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.

12月1日に75歳の誕生日を迎えたウディ・アレン監督。今もなお年に1本のペースで映画を作り続け、長編監督作は40本にも及ぶ。12月11日には新作『人生万歳!』が日本公開となるが、この度、ニューヨークにあるアレン監督の編集室と試写室を兼ねたオフィスでインタビューを敢行。映画について語ってもらった。

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──『人生万歳!』は長編40本目となる作品ですが、精力的に映画を作り続ける秘訣を教えてください。
ウディ・アレン監督:僕は映画監督ですから、撮影をするのが仕事なんです。もしギャングになっていたらスケジュールはもっと柔軟で、面白い出会いもあったでしょうね。でも僕はタバコを吸わないから。タバコを吸わないギャングなんて、見たことないでしょ?

──あなたにとって“映画監督”とはどのような仕事なのでしょうか。
監督:快適な仕事で、何も不満はありません。真面目な仕事だし、十分な収入もある。きれいな女優や面白くて才能のある男優たち、創造的な衣装デザイナーや美術デザイナーたちと共に働けるし。実にいい仕事だと思いますよ。

──映画作りを続ける上で、苦労や困難はありましたか?
監督:絶えず苦労していますよ。映画化に入るための困難、良い作品を作る苦労がある。コメディばかり作ってきましたが、シリアスな作品を作ろうと思ったときにも苦労がありました。資金集めの苦労もあるし、困難は常にあるんです。

──困難を乗り越える支えとなったのは何ですか?
監督:決して多くはないでしょうけど、支持してくれるファンがいることです。彼らの存在が支えになりました。人数は少ないかもしれないけど、確実に観客がいる。それは大きな助けになっています。

──日本の観客にメッセージをお願いします。
監督:日本の観客のみなさんが、長い間、僕の作品を支持してくれていることに感謝していますし、みなさんの期待に応える作品を作り続けていきたいと思っています。『人生万歳!』に失望されないことを願っています。次の作品もすぐ控えていますから(笑)。改めて、みなさんに感謝とお礼を申し上げたいと思います。

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