向井理、初主演作がカンボジアでクランクアップし現地の子どもたちと歓喜の抱擁！

2010.12.04

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カンボジアに学校を建てようと奮闘する大学生たちの姿を描いた『僕たちは世界を変えることができない。 But, We wanna build a school in Cambodia.』。向井理の初主演作として話題を呼んでいるこの映画の撮影が、11月25日にカンボジアでクランクアップした。

向井理がボランティアに目覚めたギャル男役に!?

本作は10月17日に東京近郊の撮影でクランクインし、11月8日からはカンボジアの首都プノンペンに入り、灼熱のなかでの撮影を開始。その後、アンコールワットなどがあるシェムリアップへと移動。最大の見どころである小学校のシーンでは、実際の生徒たち332人と共に撮影した。最終日の25日は、最後の「OK！」が出ると、現地の子どもたちを思い切り抱きかかえて喜び、クランクアップコメントを述べる際には目に涙も浮かんでいた。

向井が演じたのはカンボジアへの思いと過酷な現実に悩む医大生。無事にクランクアップを迎えられたことについて、「キャストのみなさん、スタッフの方々にも、とてもやりやすい環境を作ってもらいました」と感謝。

向井はカンボジアに強い思い入れを持ち「大切な第2の家族のいる国」と言うほどだが、そのカンボジアでの撮影については「個人的にも自分の人生にとって糧になるような経験がたくさんできた撮影でした」とコメント。「主演ってなかなかできるものではないですし、とても恵まれた役割を与えていただいたな、と思います。僕1人でやれることなんて何もありません。いろんなことを乗り越えてきた人たちの笑顔に、僕はとても救われたし、改めてカンボジアが好きになりました」とも語った。

一方、深作健太監督は「今までで一番、心からやりたい企画でした」と思い入れの深さを吐露。そして製作実現にいたる困難を振り返りつつ「感無量です。この作品をやったことで、映画人として何かがちょっとだけ変わりました」と、自身の成長について語っていた。

『僕たちは世界を変えることができない。 But, We wanna build a school in Cambodia.』は2011年の9月に全国公開される予定だ。