“山P”こと俳優の山下智久が、世界中で愛され、日本のワインブームに火を付けた日本の伝説的人気漫画「神の雫」を原作とする仏英日の多言語による海外ドラマシリーズ『Drops of God/神の雫』(仮題/全8話)に出演することが分かった。
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世界一のワインコレクションをめぐる2人の若者の対決描く!
本作は、同名漫画(亜樹直原作・オキモト・シュウ作画)を原作とするHulu発の海外ドラマシリーズ。共に長い伝統を持つ国フランスと日本が舞台となり、国境を越え、世界共通のテーマが描かれる。Huluが手がける国際的ビッグプロジェクトとなり、世界随一のグローバルテレビジョンスタジオ、レジェンダリー・テレビジョン(米国)と高品質なテレビ番組を世界中の視聴者に届ける独立系製作配給会社のダイナミック・テレビジョン(米国)、フランス国営放送局グループのフランス・テレヴィジオン、そしてHulu Japanの4社で共同製作を開始。2021年8月よりフランスで撮影を開始し、その後、イタリア、日本での撮影を行う予定だという。
ガストロノミー(美食学)と高級ワインの世界と家族の宿命を描き、世界中で一大センセーションを巻き起こした長編漫画の実写化となる本作の物語は、世界的に有名なレジェ・ワインガイドの創設者・著者であり、ワイン学の権威でもあるアレクサンドル・レジェ(60歳)が東京の自宅で息を引き取るところから始まる。アレクサンドルの一人娘のカミーユは、9歳の時に両親が離婚して以来、アレクサンドルに会っていなかった。東京に向かったカミーユ(29歳)の前で、アレクサンドルの遺書が読み上げられ、アレクサンドルが残した世界一とも称される膨大なワインコレクションをカミーユが相続するためには、アレクサンドルの弟子で、若く聡明なワイン評論家・遠峰一青(31歳)との対決に勝つことが条件。アレクサンドルの遺書には「一青は“魂の息子”」とあるが、はたしてアレクサンドルと一青の関係は…? 複雑な家族関係、相続、そしてワインへの愛が2人の若者を宿命の対決へと導く。
Huluのチーフコンテンツオフィサーである長澤一史は「作品に登場するワインさながらの味わい深い魅力的な人間ドラマとしての脚本が仕上がりました。今回は日本の漫画原作をベースにキャストも言語も国際色豊かな、Huluとしてより踏み込んだかつてない国際共同製作作品ならではの魅力を皆様にお届けできることを本当に楽しみにしています」と語っている。
山下智久、フランスの新進気鋭の女優フルール・ジェフリエと共演
山下が演じるのは、物語の中心となる聡明なワイン評論家・遠峰一青役。頭脳、容姿、そして才能に恵まれた完璧主義の一青は、日本の名家に生まれ、跡取りとしての義務を果たしてきたが、偶然か必然か、ワインに魅せられ運命を狂わせていくという役どころ。一青の出生に関わる秘密も解き明かされるという。
山下は、映画『サイバー・ミッション』(18年)で初めて海外作品に出演。続いて世界約60の国と地域で放送・配信中の世界的大ヒットドラマ、Huluオリジナル『THE HEAD』への出演を経て、今回ついに海外ドラマ初主演を果たす。また史上最長期の海外での撮影に挑む。制作陣からも「多才で完全なアーティスト。素晴らしい俳優でもあり、一青を演じるにふさわしいカリスマ性も持ち合せている」と信頼を寄せられている。
山下演じる一青のライバル・カミーユ役は、フランスの新進気鋭の女優フルール・ジェフリエ(『エル ELLE』)。制作陣はの抜擢について「私たちはカミーユのか弱さを体現できるフランス人女優を幅広く探してきましたが、天性の才能を持つカミーユのイメージにぴったりフィットしたのが彼女でした。フルールを見た瞬間、“彼女しかいない”と思いましたね。彼女は私たちがカミーユに求める、あどけなさと成熟の両方を持ち合せていたのです。」とコメント。制作陣に「逸材」と言わしめ、オデッド・ラスキン監督にオーディションで選ばれたフルールは、原作とは異なる設定のキャラクターを演じ、このドラマのオリジナリティを高めると共に、国際色豊かな共演が実現した。
山下智久、『神の雫』は「僕にとってのワイン学のバイブル」出演に意欲
今回のドラマシリーズにおいて大きな挑戦と言えるのは、原作漫画で物語の中心となっている“神咲雫”という男性のキャラクターが、フランス人女性・カミーユになっていること。この設定の意図と理由について制作陣は「対決する2人の主人公の一人を若い女性にしたのは、シリーズを通して2人の対決に緊張感を持たせられると考えたからです。それに、2人の主人公の関係がより豊かになるだけでなく、2人の違いが際立ちます。優秀で経験豊富な一青と、経験ゼロで素人のカミーユとの対比だ。しかしカミーユには、長年封印してきた才能、たぐいまれな臭覚があります。また主人公を男女にすることで、経験する感情も違うものになり、多くのドラマが生まれます」と語っている。原作者の2人もこの挑戦を喜んで受け入れたという。
出演にあたって山下は「『神の雫』という壮大であり、繊細な、僕にとってのワイン学のバイブルでもあるこの、作品に出演させていただく事をとても嬉しく光栄に思います。ワインの魅力や奥深さ、そして人間模様、様々な要素が複雑に絡み合い、成り立つ奇跡を皆様に感じてもらえるよう、真摯に作品作りに向き合って参ります。自分史上最長期での、海外での撮影ですが、海外チームと心一つに同じ気持ちで、より良いものを作れるよう切磋琢磨していきます。そして僕自身も、遠峰一青という役を通して成長できるよう頑張ってまいります。完成を楽しみに待っていてください」とコメントしている。
原作者の亜樹は「『神の雫』をスタートさせた時、この漫画がワインの本場フランスで翻訳され、ヒットするなど予想だにしませんでした。それがかの国でドラマ化までされることになり、本当に感動しています。しかも神咲雫をフランス人の女性が演じ、遠峰一青を日本の人気俳優、山下智久さんが演じてくれるというではありませんか! 作者の私たちも、どのようなドラマになるか、いち視聴者としても楽しみです」と喜びを語っている。
2022年には大型映画『The Man From Toronto(原題)』の公開も控える山下。世界基準の俳優として、その動向から目が離せそうにない。
『Drops of God/神の雫』は2022年世界同時放送&配信(日本ではHuluにて独占配信)。
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