1928年に女性として初めて大西洋横断飛行に成功した伝説の飛行士アメリア・イヤハート。彼女と、彼女を支えた夫との愛の軌跡を描いた『アメリア 永遠の翼』の公開記念トークショーが12月5日にTOHOシネマズシャンテで行われ、宇宙飛行士・山崎直子さんの夫である山崎大地さんが登壇した。
[動画]『アメリア 永遠の翼』予告編
『アメリア 永遠の翼』作品紹介
この映画をアメリカで家族と一緒に見たという大地さんは「空を目指す女性と結婚するというところから、ウチと似ているなと思った。誹謗中傷があったり、世界一周を目指して家を出て行くのを見送るところも、妻が宇宙に行くときに、見送ったのと似ていると思った」と共通点を挙げ、「我が家と重なる部分がすごく多くて印象的な映画でした」と語っていた。
また、アメリア・イヤハートと妻の直子さんには、ほかにも縁があるようで、「偶然なんですけど、妻がまだ大学院生の頃にアメリカに留学をしていて。そのときに戴いたのが、空を目指す女性を応援するアメリア・イヤハート奨学金だった」と大地さん。アメリアの志が、若き日の直子さんの夢を支援していたことを明かしていた。
この日は写真も数点用意。「こちらはアメリカのスミソニアン博物館に展示されている、アメリア・イヤハートが乗っていたロッキード・ヴェガという飛行機。94年に妻がアメリカに行っていたとき、(スミソニアンに)見学に行き、撮った写真」「こちらは結婚した後の2008年に家族3人でスミソニアンを訪ねたときの写真」などと説明。「我が家ではずっとアメリアとの関係が続いている」と述べていた。
そして、夢を持っている女性を支える1番の原動力について、大地さんは「家族の絆が1番大きい。みんなの夢が叶えられるのがいいことだと思うので、妻も夢を叶えましたし、次は私も、そして娘もという形で、家族で協力し合っていければ」と話していた。
また、トークショーに先駆けて行われた、山崎さん一家3人揃っての写真撮影で、記者からアメリアについて聞かれた直子さんは「学生の頃から憧れていました。スミソニアンに展示されれいるロッキード・ヴェガを実際に見たときは感動しました」と語り、「宇宙も含めて、空を目指す者にとって憧れの象徴。前例のないところに道を切り開いていった。その姿に非常に影響を受けました」と話していた。
『アメリア 永遠の翼』はTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開中だ。
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