「バーン・ノーティス(Burn Notice)」とは突然の解雇の意。世界中で活躍してきたスゴ腕スパイのマイケルが、ヒョンなことから解雇通告を受け、命からがら故郷のマイアミに戻ってくる。そこを拠点に、自分が解雇された理由を探りつつ、日々の生活のために昔の仲間と何でも屋をはじめるというスパイアクション・ドラマが、この『バーン・ノーティス』だ。
全米では放映開始と共に高視聴率をキープ。すでにシーズン6の製作まで決定している本作。その主人公マイケルを演じたジェフリー・ドノヴァンが、日本でのシーズン3リリースに向けて来日。プライベートでの変化や作品の魅力について語ってくれた。
[動画]『バーン・ノーティス』ジェフリー・ドノヴァン インタビュー
[動画]栗田貫一、ジェフリー・ドノヴァン/『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲 シーズン3』公開アフレコ
──『バーン・ノーティス』で主人公のマイケルを演じるようになって、女の子にモテるようになりました?
ジェフリー:ハハハハハ。残念ながら、レストランに行ったらすごくキレイな若い女性が寄ってきて、「あなた、ジェフリーでしょう?」って言われたことはないんだ。僕のファンはどっちかっていうと、12歳くらいの男の子が多かったりするんでね(笑)。
──女の子はともかく、人生は変わったのではないでしょうか?
ジェフリー:確かに変わったね。どこに行っても自分の顔をみんなが知っていてくれるので、ちょっと疲れていて1人になりたいときも声をかけられる。特にマイアミは地元なので、よく声をかけられるんだ。
──アメリカではすでにシーズン6の製作まで決定しているそうですが、人気の秘密はどこにあるのでしょうか?
ジェフリー:その答えがわかっていれば、まだまだ続けたいんですけど(笑)。最初にクリエイターのマット・ニックスと会ったときに、契約が7年と最初から決まっていたんだ。それだけ続くのなら、みんなに見たいと思ってもらえる番組にしたい。そのためにどうしたらいいのかとなったときに、これまでのドラマに見られた伝統的要素に加えて、ユーモアにアクション、あと、ちょっぴりお色気みたいなものがあるといいよねっていう話になった。それなら、誰が見ても楽しめるんじゃないかってね。
──ジェフリーさんには、『チェンジリング』の恐い警部のイメージもありますが、このドラマを見ている限り、コミカルにも見えます。実際はどっちのタイプでしょう?
ジェフリー:どっちかっていうとコミカルな方に近いかな。『チェンジリング』で僕が演じた役は、ロサンゼルス市警のなかでも、すごく上昇志向の強いアイルランド移民の警部という設定。それに比べるとマイケルは、ちょっと人を小バカにしているようなところもあって、その辺は僕と似ているかもしれない。
──マイケルはフィオナや母親など女性には弱い役ですが、実際のジェフリーさんはどうでしょう?
ジェフリー:僕も女性には弱いタイプかな(笑)。実は、マイケルとフィオナの関係はすごく興味深いと思っていて。もちろん、フィオナはマイケルのことを愛しているし、マイケルもフィオナのことは愛している。だけどマイケルは、愛ってすごく代償を伴うものだと思っていて、自分が傷つくか、でなければ、愛する彼女が傷つくと思っているんだ。それはきっと、マイケルと母との関係から来ていると思う。良くなかったからね。
──スパイのスキルが解説されるのも本作の魅力の1つだと思いますが、プライベートで、このドラマから学んだスパイのスキルが生きたことはありますか?
ジェフリー:そういうことが必要ないような状況で、あり続けてくれることを願ってるよ。携帯電話の赤外線センサーだけを取り出して、窓のどこかに赤外線が当たっているかどうかを関知し、そこから爆発物を作るみたいなことは、ドラマのなかではやっているけど、実際には、作る要素を全部を明かしているわけではないんだ。人がマネたりすると困るからね。
『バーレスク』は12月18日より丸の内ルーブルほかにて全国公開される。
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