山田洋次監督『男はつらいよ』終了以来20年ぶりに本格喜劇に挑戦!
山田洋次監督が1995年の『男はつらいよ』シリーズ終了以来、20年ぶりに本格的な喜劇『家族はつらいよ』を製作することとなり、山田監督作品の『東京家族』(13年)で家族を演じた8名の俳優陣が、再び結集することがわかった。
・山田洋次監督作『東京家族』が、小津監督の『東京物語』と共にベルリン映画祭で上映
同作は、結婚50年を迎えようとする夫が、たまには妻に誕生日のプレゼントでも買ってやろうかとほしいものを尋ねると、「離婚届」と答えられるところから始まる喜劇。ごく普通の一家に突然降りかかる“熟年離婚”騒動に、子どもたちは大慌て。さらに、この騒動をきっかけに、家族全員の不満がアチコチから噴出していくというストーリーだ。
橋爪功と吉行和子が離婚危機に瀕する熟年夫婦を演じ、絶妙なコンビネーションを見せるほか、長男夫婦に西村雅彦と夏川結衣、長女夫婦に中嶋朋子と林家正蔵、次男カップルに妻夫木聡と蒼井優と、『東京家族』のメンバーが扮する。
山田監督自身「現代の家族を喜劇で描くなら、このメンバーが最高のアンサンブル」と絶賛する俳優陣とともに、『東京家族』と同じ家族構成ながら、今度はまったく異なる別の家族の物語で“喜劇”を作り上げる。
9月19日にクランクインし現在は撮影中。クランクインに当たり山田監督はスタッフに、「男であり、女であり、人間であることは、難儀で厄介。でも何とか生きていかないといけない。そういう意味で、1969年から始まった寅さんシリーズに、『男はつらいよ』というタイトルをつけました。今回、それと全く同じ意味合いで、この『家族はつらいよ』というタイトルをつけました。家族というのは、厄介で、大変煩わしいもので、無くてもよいと思うこともあるのだけれど、やはり切り捨てられない問題。そのつらさを何とか切り抜けていかねばならない、そのためにドタバタする、そんな滑稽で不完全な人間を、懸命に表現したいと思います」と話している。
クランクアップは11月下旬、2016年の全国公開を予定している。
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