1986年10月26日生まれ。イギリス・ロンドン出身。ロンドン芸術学校のドラマ・センター・ロンドンを卒業後、テレビシリーズ『Doctors』(09年)でキャリアをスタート。続いてアメリカのテレビ映画『タイム・パニック』(10年)では主役級で出演した。11年に始まった人気ファンタジーテレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演し、13年のエミー賞助演女優賞にノミネートされた。また同年、トルーマン・カポーティ原作の「ティファニーで朝食を」の舞台版でブロードウェイ・デビューを果たした。
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』エミリア・クラーク インタビュー
アクション映画史上、最も有名なヒロイン、サラ・コナーを演じた心境を語る!
過去4作品の全世界累計興収1,680億円という驚異的な記録を打ち立てたSFアクション映画の金字塔『ターミネーター』シリーズ最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』が公開される。同作は、アーノルド・シュワルツェネッガーが12年ぶりに主演として“帰ってきた”ことでも話題を集めている。
自我に目覚めた人工知能(ジェニシス)が起動すれば、人類の滅亡はまぬがれない。その「審判の日」を阻止するため、女戦士サラ・コナーとT-800ターミネーターはタイムマシンを使って、時空を超えた戦いに挑んでいく……。サラ・コナーに扮するのは、テレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』で注目を集めたエミリア・クラーク。今回は彼女に、このアクション映画史上もっとも有名なヒロインを演じた思いなどについて聞いた。
エミリア:小さい頃から『ターミネーター』シリーズはよく見ていたから、サラ・コナーという有名な役を演じることができると聞いたときは本当にうれしかったわ。
エミリア:とにかくアーノルドと共演できるということはこの上ない喜びだった。彼からは多くのことを学んだし、人間としても俳優としても尊敬している。アーノルドが演じるT-800に守ってもらえるなんて、私は世界でも本当にラッキーな役者だと思う。
エミリア:スクリーンの中で見られる私とT-800の関係性が、実際の私とアーノルドとの関係性だと言っても過言ではない。その関係性はカメラが回っていなくても続いていたので、ずっと父と娘のような関係性でいられたの。面白いエピソードは……たくさんありすぎる(笑)。アーノルドといるとずっと面白いんで、彼のジョークでずっと笑っていた。アーノルドは有名人なんだけど、実際はどんな人なんだろうと思っていたの。でも会ってみたらユーモアのセンスが抜群だし、人柄も非常に謙虚。とにかくプロフェッショナルな人なので、会う前よりもさらに尊敬とあこがれの念が強くなったわね。
エミリア:今まで『ターミネーター』シリーズをよく見ていたから、サラ・コナーと他の登場人物たちとの関係性はよく分かっていた。だから今回の脚本を読んでみて、自分がどう感じたかという「気持ち」の部分を大事にしたの。撮影中は、共演者たちの反応を見ながら、さらに軌道修正をしていった。とにかくディスカッションをすることが大事。(本作のメガホンをとった)アラン・テイラー監督とは以前にテレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で一緒に組んだこともある。もともと監督やプロデューサーは全体像を見ているものだし、私たち俳優は自分の解釈を持ち込むものなので、そういう意味では非常に有機的な作業だったと思うわ。
エミリア:私はアーノルドと違って、アクションやトレーニングを行うのは初めてだった。今まで銃を扱ったことさえもなかったけれど、今回の役では銃を扱い慣れているように見せなければならなかった。だから時間をかけて、軍事アドバイザーや武器の専門家たちと一緒にトレーニングを行ったの。でもトレーニングをやったおかげで撮影期間を乗り切ることができて良かったわ。
エミリア:『ゲーム・オブ・スローンズ』というドラマは見たことあるかしら? あのドラマでは、今回よりももっと激しいヌードシーンをやっていたんで、今回のシーンには特に何の抵抗もなかったわね。ただ今回はヌードといっても、ハーネスでつり上げられている状態だったので、これは私にとっても初めてのチャレンジだった。でも一緒に共演した(カイル・リース役の)ジェイ・コートニーが非常にナイスガイだったから良かった。とても親密なシーンだったので、他の人だったらやりにくかったかもね。まあ、裸ということは置いておいて。タイムスリップという面では、これまでサラ・コナーがやってこなかった部分ではあるので、とても面白いシーンだったと思うわ。
エミリア:そう、何度も聞くことができて本当にエキサイティングだった! ただ劇中で聞いた時は、あんなシュールな経験はなかったわね。私は人を殺すことができるAK-47という銃を持ってヘリに乗っていたんだけど、そこで彼は私に「アイル・ビー・バック!」と言いながらヘリから飛び降りていったの。「もうどうなってるの、この世の中!」と思うくらいにあれはシュールな経験だったわ(笑)。
(text&photo=壬生智裕)
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