1992年10月26日生まれ。東京都出身。2009年に「第12回全日本国民的美少女コンテスト」の本選出場をきっかけにオスカープロモーションに所属し、2012年から本格的に芸能活動を開始。ファッション誌「CanCam」のモデルやバラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』での出川ガールとして体を張ったパフォーマンスなどマルチに活躍。映画では『不能犯』(17年)、『アパレル・デザイナー』(19年)などに出演。『ダウト〜嘘つきオトコは誰?〜』(19年)で初主演。今後は、4月スタートのドラマ『ピーナッツバターサンドウィッチ』(MBS他)、5月スタートのドラマ『異世界居酒屋 のぶ』(WOWOW)に出演。
任侠映画ではお馴染みの俳優25名が勢揃いするという夢のオールスター作品が実現した。その名も『CONFLICT〜最大の抗争〜』。主演を務めた小沢仁志をはじめ、哀川翔や本宮泰風、中野秀雄、赤井英和、的場浩司など任侠映画界のレジェンドとも言われている豪華キャストが続々と集結した。
ヤクザやマフィア、半グレだけでなく、政治家や警察をも巻き込んだ史上最大の抗争を描いた本作は、2時間43分にも及ぶ超大作エンタテイメント作品。今回は、日本最大のヤクザ組織である天道会を中心にストーリーが展開されている。そのなかでも圧倒的な存在感を誇る天道会若頭・鷲尾組組長を演じた小沢仁志と映画初出演にしてヒロインを務めた「CanCam」の人気モデルである堀田茜の2人に、撮影現場の様子などについて語ってもらった。
小沢:企画を聞いたのも、出演を決めたのもたった一言ですよ。「オールスターで記念映画を作るからよろしく!」と言われて、「あ、そうですか」だけでした(笑)。だから、キャストや内容は知らずに、後から聞いたんですよ。
堀田:私はオーディションで決まったんですけど、お芝居の経験も全然なかったですし、「私で大丈夫かな」と思っていたので、不安しかなかったですね。でも、決まったからには、周りの方に迷惑かけないようにできる限りのことはやろうと思って全力で挑みました。
堀田:いつも慣れている現場とは180度違ったので、正直言って、最初はすごく怖かったです(笑)。体格も大きい方ばっかりだったので、威圧感もあって、現場に入るのに緊張していました。
小沢:“男だらけ”って言っても、男のなかでもとびっきりむさくるしい奴の集まりだからね(笑)。でも、みんな子どもみたいだろ?
堀田:ほんとに愉快な方ばっかりで、見た目じゃないんだなと思いました(笑)。
小沢:やかましいわ(笑)!
堀田:でも、とても優しくして頂いて、そのギャップにキュンときちゃいました! 寒い日のロケもありましたが、小沢さんに火の近くで温まるように気遣っていただいたりして、ありがたかったです。
堀田:みなさんが拍子抜けするくらいポップな話題をしていたり、ゲームに夢中になっていたりしたので驚きましたね(笑)。
小沢:そんな感じだね。待ち時間で芝居の話をしたことなんて一回もないし、電波には乗せられないようなくだらない話ばっかりしてたんですよ(笑)。
小沢:それはまったくないね。みんな付き合いが長いから、派閥って言ったら1つだね。
堀田:ほんとに、すごく和気あいあいとしてました。
小沢:今回のメンバーの中には25年前から一緒の奴もいるからさ。昔は俺もまだヤンチャで大ゲンカしたこともあったけど、みんな大人になったよね。ただ、あのときのままでみんなが集まってたらケンカが起こったりして、やばかったかもしれないけど(笑)。でも、みんな色んなことを経て大人になって、いまでは「そういうこともあったね」みたいな感じだから、最近は平和ですよ。
堀田:容姿が強面な人ほど、笑うとかわいいなと思いました(笑)。
小沢:やかましいわ(笑)!
小沢:得しているのは、あんまり近寄られないことだね。あと、ギャップがあるってみんなに言われるんだけど、映画のままの感じだったら、社会生活送れないでしょ(笑)。でも、道歩いてても500メートルに一回は職質されるし、車に乗っててもサイレン鳴らして止められるけどね(笑)。
小沢:俺がむさくるしい奴らを背負って耐えてる間に、(堀田さんと)本宮泰風がイチャイチャしててイライラしたよ(笑)。やっぱりキレイどころは持ってくところが違うよな。俺なんか、結局最後はクワガタみたいな男(哀川翔さん)と闘って大変だったんだからさ(笑)。
小沢:長い付き合いのなかで、一度も打ち合わせなんかしたことないよ。いい意味でも悪い意味でも翔さんは何も考えてないからね(笑)。
小沢:前に共演した『25 NIJYU-GO』のときは、撮影現場の近くに山があったから、休憩時間にクワガタを獲りに行ったりしてたけど、今回は都会だったからそういうことはなかったね。俺は虫が嫌いなのに、椅子の上にクワガタとかカブトムシとか、いつの間にか置いてあったことは前にあったよ。翔さんは、一番子どもなんだよね(笑)。
堀田:それよりも、その場その場で周りの方に教えてもらいながらやっていく感じでしたね。ナイフの使い方ひとつでも、殺し屋と“殺しに慣れてない人”は持ち方が違うので、そういうことも小沢さんから教えていただいたりしました。慣れないことばっかりでしたが、みなさんに優しく教えていただいたおかげで乗り切ることができましたね。
小沢:年中こういうことをやっているから、体力あるに決まってるでしょ! 巷では、俺は「いくつまで動けるのか」と言われているみたいだけど、まだまだ楽勝だよね。
小沢:特にないけど、もう何年かしたら考古学者になる予定だからさ(笑)。海に眠ってる宝を探しに行きたいんだよね。
小沢:そうですよ。そろそろ下も育ったから、彼らの時代が来るだろうしね。60歳70歳になっても、365日ヤクザやってるのは疲れちゃうからさ(笑)。違うこともしてみたいよね。
堀田:台本を読んだときから、アクションはすごいことになるんだろうなと思っていましたけど、映像になったのを見て、改めてすごい迫力だな、と。結果を知っていてもハラハラしてしまいました。壮絶なシーンが多くて圧倒されてしまうので、2時間43分があっという間に感じる作品だと思います。私も、映画初出演ということで全力でがんばったので、劇場に足を運んで頂けるとうれしいです。
小沢:今回のアクションで、スーパーマンとバットマンがちょっとだけ出てるところがあるので、それが見どころです(笑)。とりあえず、この映画を見ない奴は、消費税10%で(笑)!
(text:志村昌美/photo:中村好伸)
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