1987年10月19日生まれ。埼玉県出身。モデルを経て、「ミュージカル・テニスの王子様 2ndシーズ ン『青学vs氷帝』氷帝学園部長 跡部景吾役」で本格的に俳優デビュー。『仮面ライダー鎧武/ガイム』(13年-14年)で人気を博す。
裏社会にうごめく人々の人間模様を描いた『闇金ドッグス』シリーズ。その第5弾となる『闇金ドッグス5』が好評公開中だ。
今回の主人公は、元イケメンホストで現在はラストファイナンスで働く須藤司。『仮面ライダー鎧武/ガイム』などで人気を博し、舞台からドラマ、映画まで幅広く活躍する青木玄徳に、主演作について語ってもらった。
青木:重いなぁと思いました。でも、菅原大吉さんが演じた、ブラック企業にしがみつきながら老母の介護をする男・沼岸の話は、実際にあった話にインスパイアされているので、事実こういうことは起きてるんですよね。そこにどう“ラストファイナンス”が絡んでいくかというところでしたが、菅原さんのお芝居が徹底されていたので、あとは乗っかっていけばいい感じでした。
青木:どういうお芝居をするかは、台本を読んでいる段階では分からないんですよね。菅原さんは本当にすごかったです。生で見て、完全にスイッチが入りました。それまでは手探りだったんですけど、これはもう手探りとか言ってるどころじゃねえなという感じになりましたね。この作品で須藤にできることはこれだなと明確になったし。菅原さんのお芝居を見て、もうちょっとコミカルな部分を大事にしたほうがよさそうだなと思ったので、そこは徹底してやりました。
青木:癒しになりますよね。全編通して須藤の存在が(笑)。『3』を経ての須藤というのがあるので、そこをコンセプトとしては大事にしたかったんでしょうけど、正直、めちゃくちゃな設定でもありますけどね(苦笑)。須藤の戸籍上の妻を牧野ステテコさんが演じてらっしゃるんですが、ご本人はキレイな方ですけど、設定があれなので。そういう人に恋をするというフェチを『5』に来て初めて聞きました。
青木:須藤は本気だと思いますよ。めちゃくちゃだなと思いましたけど(苦笑)。ふたつのストーリーが平行線で進んで行って、交わった先に重たい話が乗っかってくる感じはよかったですね。今回はおもしろく見せるというか。息抜きというか。話は菅原さんのパートがメインだと思うので、というか、メインにしたほうがいいと思ったので、そこにどう“ラストファイナンス”のやつが入っていくか。須藤の弱いところを忠臣(山田裕貴)が正したりとか、ジョン・キヴィマキー(副島淳)っていう新しいキャラクターが入ってきたりとか。どこを見てもおもしろい、すごく映画らしい作品になっていて好きです。
青木:前作よりもチャラい部分を薄くしました。子どもっぽいところというか。分かるか分からないくらいの調整ですけど、もうちょっと闇金ぽいヤツにしたいなと。それまでの過程で忠臣と一緒にほかにも仕事をしているはずなので、元ホスト感よりは、闇金業者っぽく映るように。今回のエピソードがあって、今後、さらに闇金っぽくなるんだろうなと。だから今回は、人生の分岐点を迎えた須藤が見られるんじゃないかと思います。
青木:どんな話だったっけな(笑)。撮影後のビール1杯飲むくらいの時間だったんですけど、『4』、『5』でシリーズの雰囲気も変わりましたし、行くところまで行こうぜという話はしましたね。誰かがブレーキかけるまで、俺たちは乗り気で行こうぜと。そんな話をしたかな。
青木:彼は引かないところはまったくひかなくて男らしいし、こういう作品をやっているときに彼が傍にいてくれているのはありがたいですね。『闇金ドッグス』は彼の作品だと思っているし、そこをもうちょっと盛り上げられるように須藤として頑張れたらなと思っています。ちゃんと須藤バージョン、忠臣バージョンのおもしろさで盛り上げていけたらな、と。
青木:昔の自分にはちょっと似てるかな。後先考えないでなんでもやっちゃうところとか。その結果、僕は芸能界に入ったので(笑)。そういう部分では似てるなと思うんですけど。でも須藤よりは落ち着いてるかな。今回は、道端に座り込んでどうしよう……みたいなシーンもあるし。僕自身はさすがにしないのですが、あれも結構、監督のこだわりが入ってるんですよ。細かく(笑)。
青木:そうでもないですよ。嫌いな人には嫌いな態度を取るし、好きな人にはべたべたするし。女性をなんでも受け入れるタイプではないです。
青木:今まで撮ってきた『闇金ドッグス』のなかで一番映画らしいと思いました。『4』もよかったですけど、『4』は出てくるキャラクターが多くて、キャラクター攻撃みたいな感じもあったんですけど、今回は人物も絞られていて。菅原さんの話をメインにしたかったので、そこにラストファイナンスがどう絡んでくるのか。それから荒木さん演じる五条の会社も絡んで、さらに役所で働く安本役の蒲生純一さんが入ってきて、その流れもすごくよかった。
話が流れていくなかで、菅原さんの話がずっとあって。須藤はいつも通り女に悩まされていて、沼岸のことはあまり考えていなかった。気に留めてなくて。それくらいのやつだったのに、事情を聞かされた瞬間に心が折れそうになって金を貸しそうになる。でも忠臣に止められて。そこから後半、物語がぐっと盛り上がっていくんですけど、作りに飛びがなくて、すごくキレイにまとまっていたと思いますね。映像もキレイでしたし。本当に映画らしい作品。それを主演という形でやらせていただいて、なんか申し訳ないなって思うくらいです。映画でしかできない内容だと思いますね。
青木:今年は20代最後の年なので、やらかしてやろうと思ってます。その一発目としてぜひこの作品を観てください。それから放送中のドラマ『猫忍』(1月〜3月)にも出てます。1月は猫と犬(ドッグス)を行き来しています。映画館では犬、家では猫で楽しんでください。
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