1984年11月22日生まれ、アメリカのニューヨーク州出身。『のら猫の日記』(94年)や『モンタナの風に抱かれて』(98年)、『ゴーストワールド』(01年)などの作品で注目を集める。その後、ソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』(03年)でブレイク。主な出演作は『それでも恋するバルセロナ』(08年)、『アイアンマン2』(10年)、『アベンジャーズ』(12年)、『her/世界でひとつの彼女』(13年、声のみの出演)、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(13年)などに出演
アクション大作『アベンジャーズ』には、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルクらアメリカを代表する人気ヒーローが大集結している。その紅一点が、スカーレット・ヨハンソン扮するブラック・ウィドウだ。
地球侵略を阻止するために最強の7人で結成されたチーム“アベンジャーズ”の活躍を描いた本作について、ヨハンソンに話を聞いた。
ヨハンソン:ブラック・ウィドウは『アイアンマン2』で初めて登場したのですが、あのときはミステリアスなキャラクターとして描かれていました。ストーリー展開も早かったし、いくつもの顔を持つ彼女のほんの一面しか見せることができず、そのせいで誰も本性を知ることはできませんでした。でも、この映画ではそういった多面性や過去も含め、彼女の本当の姿が少しずつ明らかになっていくんです。
ヨハンソン:ニック・フューリー長官(サミュエル・L・ジャクソン)から特命を受け、嫌がるヒーローたちを、“アベンジャーズ”に引き込むために奔走する役なんです。事情はあえて聞かず、単なる仕事と割り切ってね。
ヨハンソン:太極拳を中心としたアクションで、なじみのない武器をマスターしなければならず、動きも複雑で大変でした。格闘シーンの動きを覚えたら、次に大きな坊や弓を渡され、「じゃあ、今度はこれを持ちながら今の動きをやってみて」なんて言われるの。思わず「ちょっと待って! 9キロもある棒を持って戦わなきゃならないの?」って聞き返してしまいました(笑)。最初はこんなことできるわけがないって思ったけれど、失敗を繰り返しながら、最終的にはなんとかこなすことができたんです。
ヨハンソン:彼は、ポップカルチャーネタを散りばめながら、ウィットに富んだ素晴らしい脚本を書き上げてくれました。登場人物に対する思い入れも半端じゃないし、監督自身が1ファンとして作品を作っていったんです。
ヨハンソン:信じられないくらい豪華なキャストが幻想的な世界を舞台に集結する話で、それだけでも特別な作品だと思います。監督は、リアリティと夢のような世界を、誠実に、心を込めて描いています。この映画は、監督が愛するSF映画の醍醐味が見事に凝縮された作品なんです。
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