熱愛報道は宣伝のため!? スネオヘアーがともさかりえとの共演作で舞台挨拶

2010.12.26

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スネオヘアーが頭を丸めてお坊さん役に扮した初主演映画『アブラクサスの祭』。この映画が12月25日に封切りとなり、テアトル新宿で行われた初日舞台挨拶にスネオヘアー、ともさかりえ、村井良大と加藤直輝監督が登壇した。

ともさかりえがスネオヘアーについて語った！
［動画］『アブラクサスの祭』ともさかりえインタビュー

本作での夫婦役共演がきっかけで、ともさかとの熱愛が報じられたスネオヘアー。この日は自らそのことに触れ、「この映画は『ヤマト』と比べてアクションもないし、お金もあんましない。だから1人でも多くの人に見てもらえたらと思って、ともさかさんと結婚するなんて勝手な情報を大桃（美代子）さんみたいにツイッターで流した」とジョークを飛ばして会場を沸かすと、「見てもらいたいなという気持ちだけでいろいろな人に迷惑をかけ、申し訳ないなと思っている」と、熱愛報道もフェイクであるかのように語り、真実を煙に巻いていた。

また、お坊さん役については「お経もあれば所作もある。頭はかつらを取ればいいんですけど、着物も慣れないし」とジョークを交えながらも苦労を述懐。役との共通点について聞かれると「似てるところはないですね。僕は楽観主義者なので。音楽をやっていることくらい」と答えるも、監督から「2人ともお酒が大好きですよね」と共通点がほかにもあることを指摘されていた。

これに司会が「撮影の合間にお酒を飲んだりしたのか？」と尋ねると、「役に集中する必要があるから、そういうことはない」ときっぱり！だが、その直後に監督から「嘘ばっかり」とつぶやかれていた。

一方、ともさかは、福島県での先行公開に続いて東京でも初日を迎えたことについて、「ホッとしたと同時に、嬉しく思っています。個人的にも大切な思い入れのある作品になりました。これからご覧になるみなさまにも何か引っかかるものがあれば、とても嬉しいなと思います」と、本作への思いを語った。

だが、スネオヘアーと共演した感想については「どうですかね……、どうですか、どうですか……、そんな感じです」と微妙な答え。映画後半のライブシーンの撮影現場に居たのかという司会からの質問には、「寒いからとって言って来なかった」とスネオヘアーに言われ、「違う！いたじゃん」と答えるなど、息のあったところも垣間見せていた。

なお本作は、2011年1月20日に開催されるサンダンス映画祭2011の「ワールドシネマ・ドラマティック・コンペティション部門」にも正式招待されるが、監督は「サンダンス映画祭は日本映画が中々かからないので、僕も驚いた。お坊さんがロックをする、しかも最後にハレルヤという賛美歌を歌う不思議な映画が、アメリカでどういう風に受け止められるか楽しみです」と意気込みを語っていた。