全米では3月5日に封切られ、早くも興行成績が2億6580万ドル(3月20日現在)を記録する大ヒットとなっている『アリス・イン・ワンダーランド』。奇才ティム・バートン監督と人気スター、ジョニー・デップが組んだ作品で、童話「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を基にしたファンタジー。
この映画のプロモーションのためにバートン監督とデップが来日し、3月22日の13時から、新宿のパークタワーホールで記者会見を行った。
この日の朝9時に成田に到着したばかりのデップ。約1000人のファンが駆けつけたそうで、徹夜組も50人ほどいたという。デップは「みなさんからの温かいサポート、歓迎に感動しました。日本ほど温かく迎えてくれる国は他にはありません」と感謝の意を述べた。
『シザーハンズ』(90)で組んで以来、2人が組んだのは本作で7本目。感覚がとても似ていて口げんかもしたことがないそうで、デップは「ティムは本当の意味での作家で真のアーティスト。野心がなく、純粋に芸術を愛している」、バートン監督も「彼は毎回、驚くべき演技を見せてくれる」と互いの才能を絶賛していた。
本作は、19歳となったアリスの自分探しと成長の旅を描いているが、アリスのように強い女性は好きかという質問に「もちろん好きです。行動力、情熱、信念のある人は、男女問わずステキです」とデップ。若者に向けてのエールを求められると、「自分を信じること。自分が何をしたいかを真摯に考えればどんなことでもできる。幸運にも恵まれましたが、僕も何もないところからここまで来ました。僕は今でも走り続けています」と静かに語った。また、なぜ主人公を19歳にしたのかという質問にバートン監督は、「19歳は(子どもから大人へと成長する)人生の過渡期だと思うんです。私も19歳の頃に様々な葛藤を抱えていましたから」と話していた。
本作を監督しようと思った理由のひとつが
「3D作品だったから」と語ったバートン監督。「この物語には3Dという手法は完璧にマッチしていると思ったんです。ワンダーランドの世界観は『何かがちょっと違う、何か調子が狂っている』というもの。それを表現するのにはもってこいだと思いました」と語り、「(作っていて)とても興奮して楽しかったので、また(3D作品を)作ってみたいですね」と意欲を示していた。
それぞれの子どもも本作を見て、とても気に入っている様子。劇中で風変わりな帽子屋マッドハッターを演じているデップは、「僕の役は、クレイジーな役だと思ったみたいです」と苦笑いしていた。
『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日から全国公開される。
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