3月9日〜13日にフランスで開催されていたドーヴィル・アジア映画祭で、日本映画『冷たい熱帯魚』が国際批評家賞を受賞した。
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ドーヴィル・アジア映画祭は1999年にスタートし、今年で13回目を迎える映画祭で、アジア各国の有能な監督を発掘し、世界へ羽ばたかせるきっかけを作っている。
『冷たい熱帯魚』は鬼才・園子温監督による衝撃作で、猟奇殺人を主軸に家族の崩壊が描かれていくブラックコメディ。
日本では1月29日に公開され、性や暴力描写の過激さからR18+作品となったものの高い支持を得て現在拡大公開中。また、北米をはじめ、ドイツ、フランス、スウェーデン、香港など海外での公開も続々と決定している。
4月8日からはロンドンやダブリンでも公開が始まるが、イギリスの配給会社“Third Window Films”は、ロンドンの地下鉄などに通常の4倍サイズの巨大ポスターを貼るなどして大きく宣伝しているという。
東日本巨大地震の影響で、映画の上映が次々と中止、延期になり映画業界の先行きを危ぶむ声も出始めているが、今回の受賞は明るい兆しとなるに違いない。
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