イヤなことは脳から削除！ AKB48の小林香菜が監督に怒られた記憶を抹消

2011.04.10

その他の写真はこちら（14）

恋もオシャレもすっかり忘れてしまった薬局の女店長が、片思い真っ最中の女子中学生と知り合ったことから、再び甘酸っぱさを思い出すという青春映画『はい！もしもし、大塚薬局ですが』。この作品が4月9日に公開となり、新宿K’s cinemaで行われた初日舞台挨拶に主人公の円城寺あや、小林香菜（AKB48）、笠原美香、有末麻祐子、勝又悠監督の5人が登壇した。

・［動画］『はい！もしもし、大塚薬局ですが』予告編
・『はい！もしもし、大塚薬局ですが』初日舞台挨拶フォトギャラリー

本作の撮影が行われたのは2年前の2009年。勝又監督は「正直、今の自分から見ると反省だらけの作品なのですが、それでも自分の2009年のベスト」と挨拶。すると円城寺は「今、監督が反省だらけって言っていましたが、私は今日、もう1回、DVDで（本作を）見させていただいたのですが面白いです。とっても！」とこの映画の魅力をアピールしていた。

片思い中の中学生を演じた小林は「（この映画の前は）演技をあまりやったことがなかったので、よくわからなくて、監督に言われたことをそのままやったら映像になった」と今でも映画に出演した実感が湧かない様子。作品については「メンバーと一緒に見たんですけど、（メンバーが）すごくほのぼのとして良い映画だって言ってくれた」と話していた。

ファッション誌「SEVENTEEN」の専属モデルをつとめ、本作では円城寺の娘役を演じた有末は、「ブッ飛んでいる役だったので、それを楽しんでもらえればありがたいです。本当に口も悪いし、こんな娘イヤだなって感じなので」と自らの役についてコメント。

25年前の円城寺を演じた笠原は「円城寺さんは素晴らしい女優さんなのでプレッシャーはありましたが、円城寺さんが撮影をしている間にこっそりと覗いて、円城寺さんっぽくなるように研究しました」と撮影を振り返っていた。

また、勝又監督とのエピソードついて聞かれた小林は、「さっきも監督から『リハーサルのときにすごく怒ってしまったけど大丈夫だった？』と言われたんですけど、怒られた記憶がなくて」と答えると、逆に監督に「怒られましたっけ？」と質問。監督が「リハーサルのときに小林さんの存在を根本から否定するくらいのことを言ってしまった。言い過ぎたかなと思っていた」と打ち明けると、「イヤなことはすぐに忘れちゃう人なので、たぶん、脳のなかから削除しちゃったと思う」と応じ、笑いを誘っていた。

最後に小林は「本当にほのぼのとする内容の映画で、私自身もこの映画を通してすごく演技に興味が出てきた。今日は楽しんでください」と本作をアピールしていた。