宮城県の県民・行政・企業の協力を得て作られた『エクレール・お菓子放浪記』。この映画の関係者が、被災地支援に乗り出した。
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昨年10月に行われた撮影では、石巻市の美しい町並みなどがロケに使われ、地元の人々もエキストラで出演。だが、先月の東日本大震災で押し寄せた津波に町はのみこまれた。先行上映を行うはずだった地元の岡田劇場は跡形もなく流され、エキストラ出演者のなかには未だ行方不明の方もいるという。
そんななか、映画を後援した全日本菓子協会では、被災地にお菓子を届ける支援を開始。スナック菓子やマシュマロなどを宮城県民の会を通じて寄付。今後も続けていくという。
また、劇中で旅一座の座長を演じた林隆三は、出演料を全額寄付。林は幼少期の6年間を仙台で過ごし、宮城県から“みやぎ夢大使”にも任命されるなど、宮城との関わりも深いという。また、東京、神戸、福岡で行われる一般試写会では義援金を募っていく予定だ。
『エクレール・お菓子放浪記』は5月21日よりテアトル新宿ほかにて全国順次公開される。残念ながら、現在、宮城、岩手、福島での公開の目処は立っていないという。
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