3月31日に『のだめカンタービレ』の舞台挨拶がお台場のシネマメディアージュで開かれ、主演の上野樹里、玉木宏、武内英樹総監督、川村泰祐監督が登壇した。
『のだめ』は二ノ宮知子の人気コミックを2006年10月よりテレビドラマ化。スペシャルドラマを経て、昨年12月に『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』として劇場版が公開された話題作。もう1度見たいというファンの要望に応え、4月17日の『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』公開を前に、復習上映会が4月10日より1週間、全国293スクリーンで開催されることが決定した。さらに、この期間、キャストやスタッフが全国の劇場で舞台挨拶に臨むための「のだめ舞台挨拶ツアー」も行われるという。
『前編』が再上映されることについて上野は、「スクリーンで上映されるのもこれが最後なので、見ていない方も誘って、これを見てから『後編』を見に行って欲しいと思います」と挨拶。『前編』では助監督で、『後編』が監督デビュー作となった川村監督は「(これが)はじめての舞台挨拶なので、ものすごく緊張していて、みんながジャガイモにしか見えない」と話し、笑いを誘っていた。
また、『前編』を見るに当たって「改めて、どこに注目して欲しいか」と聞かれた玉木は、「千秋がプロになって、マルレ・オーケストラの指揮者になってというところが1番の見どころ。あとは、やっぱり変態の森ですか」と答えると、場内からクスクス笑いが起こっていた。
一方、『後編』の見どころについて聞かれた上野は、「1番はミルヒー(竹中直人)とコンチェルトするところ。はじめてコンチェルトとして舞台に立ち、千秋先輩(玉木)は客席で見ている(いつもと)逆のパターン。あとは最後の2台ピアノですね。その2つの波が谷と山でくるので、どん底に落ちてから、幸せな最後の山がある」と説明していた。
すると、司会を務めるフジテレビの軽部アナから「今のはネタバレにはなっていないんですよね?」と上野に対し確認が。さらに軽部は「最後の“2台ピアノ”というワードが、私は気になったんですが」「“幸せな”というワードも気になりました」と、矢継ぎ早にネタバレ疑惑を指摘。上野は「えー、えー」と困惑気味で、「取材とかでは喋っていたんですけど……」などと話していると、プロデューサーから「OK(問題ない)」のジャッジが下され、「あー、ホッとした」と安堵の表情を見せていた。
最後にメッセージを求められると、ネタバレを気にしてか、『後編』について「あんまり言わないようにします」と話す上野。だが、それでは思いが止まらず、「でも、堪えていても涙がザーと出るような感じでした。とっても面白いです。といってもあまり期待しないで見て欲しいです(笑)」と本作がいかに感動的かを訴えていた。
『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』は4月17日より全国東宝系にて公開される。
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