ヨットレースに参加する高校生たちの姿を描いた爽やかな青春映画『海の金魚』の完成披露試写会が3月31日に有楽町朝日ホールで開かれ、入来茉里、田中あさみ、賀来賢人、白石隼也、柄本時生、吉瀬美智子、高島政宏、芳本美代子、小島よしお、雑賀俊郎監督が舞台挨拶を行った。
[動画]『海の金魚』 舞台挨拶/コワい役から転身した吉瀬美智子、新作ギャグがスベった小島よしお
主題歌「涙の海」を歌う吉田山田のミニライブの後に登場した登壇者たち。賀来は「若者の悩みや葛藤をすごくリアルに描いていて共感できるところがいっぱいある映画だと思います」と挨拶。白石も、「みんなでヨットを練習して頑張って撮った作品なので、みなさん、楽しんでいってください」とアピールしていた。
ヨットは全員が初体験だったそうで、撮影前にみんなで練習をしたという。「練習中、入来ちゃん、賀来クン、白石クンの顔が真っ青になって、船酔いとはこんなにスゴイのかと痛感し、撮影できるのかと心配になった」と監督。だが、実際に撮影がはじまると、みんな船に慣れていき、「本当は気分が悪かったのかもしれませんが、一切、それを見せずに頑張ってくれました」と、キャストをねぎらっていた。ちなみに田中は船酔いはしなかったようだが、監督は、「(ヨットの天才少女役だったので)難しい専門用語などをいっぱい覚えて頑張ってくれましたが、途中で知恵熱が出てつらそうな顔をしていました」と、撮影中の様子を振り返っていた。
また監督は、撮影中にキャストたちが白石の19歳の誕生日を「かなりワイルドに」祝ったとも明かしてくれた。監督自身は参加しなかったそうだが、「たまたま撮影が早く終わったので、お祝いをしてあげようと思った」と入来。サプライズパーティーの場にやって来た白石の顔にみんなでパイを投げつけて祝ったそうで、白石は「賀来賢人が、僕の顔で(パイを)グニュってやったんです!」と苦笑いしながら訴え、「毛穴にクリームが入って大変でした」と嘆いていた。
映画について「心が温かくなる作品」と語ったのは小島。「僕も5シーン出てますから」と出演シーンをアピールすると、客席から「おめでとう!」の声があがり、「やかましいわ!」と苦笑いし、「もっと出たい!」と本音をもらしていた。
舞台となった九州では現在公開中の『海の金魚』。その他の地域では、4月10日より新宿バルト9ほかにて全国順次公開される。
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