“くらたま”の夫が経営する映画会社トルネード・フィルムが倒産か!?
大ヒット映画『アメリ』の買い付け担当として、また、最近では“くらたま”こと、マンガ家の倉田真由美との結婚でも話題になった叶井俊太郎が代表を務めるトルネード・フィルムが、3月末をもって会社を整理することになったようだ。
同社は2005年に設立。ユニークな宣伝センスをもつ叶井の下で、『いかレスラー』『ヅラ刑事』『日本以外全部沈没』『ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』といった個性的な作品を数多く手がけてきた。
また、叶井自身、『アメリ』のヒットを受け、「ビッグヒットは五感でつかめ!」(主婦の友社刊)といった本を出版するほか、2003年に放映された月9ドラマ『東京ラブ・シネマ』では、江口洋介演じる主人公のモデルになるなど、映画業界では知られた存在であった。
一方で、昨年『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』のイベントにゲスト出演した妻のくらたまの口からは、「はっきり言って潰れそう。私もちょっとした額を貸している」といった同社の窮乏をうかがわせる言葉が飛び出すなど、経営状態は以前より火の車だったようだ。
現在、ネット上でもちらほらとトルネード・フィルム倒産に関する情報が飛び交っている。それによれば、叶井本人が自己破産する可能性もあるようだ。また、これまでの未払い分がどうなるのかを嘆く書き込みもある。
2009年4月のワイズポリシーの倒産以来、ザナドゥー、ムービーアイ、今年に入ってシネカノンと、ここ1〜2年で映画の製作・配給・宣伝を手がける独立系会社が次々と倒産してきている。東宝など、一部の大手映画会社が好調を維持するなか、中堅どころには厳しい時代が続きそうだ。
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