『忠臣蔵』のその後を描いた時代劇『最後の忠臣蔵』。昨年12月に公開されたこの映画のDVDとブルーレイ発売を記念したイベントが6月15日に山野楽器銀座本店で開催され、キャストの桜庭ななみと杉田成道監督が登壇した。
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・『最後の忠臣蔵』で大抜擢された桜庭ななみ、監督からの手紙に号泣!
桜庭は「DVDとブルーレイになるということで、より大勢の方に見ていただけると思って楽しみにしています」と挨拶。杉田監督も「DVD特典には、ななみちゃんが(役と)格闘していた何十日間が収録されているそうなので、それも合わせて1人でも多くの方に見てもらえれば」と作品をアピール。
また、キャスティングについて杉田監督は「通常、思った通りになることはないが、本作ではほぼ100%思い通りになった。役所さんと佐藤さんが最初から頭のなかにあったが、この2人がくっつくのは難しい」とコメント。可音(かね)役を演じた桜庭に関しては、「宮沢りえ、吉永小百合、夏目雅子が出てきたときみたいな人はいないかと尋ねたら、そんなのいるわけないって言われた(笑)。しばらくして、その人が『こんな人がいるんですけど』と持ってきた写真を見て、その瞬間に“この人にしましょ!”って決めた」と振り返っていた。
これを受け桜庭は「本当に光栄です。DVD特典映像にオーディションの映像も入っているのですが、(それを見ると)よくこの役をやらせてもらったなっていう感じでした。改めてみると、すごく恥ずかしいし、(自分で自分に)もっと頑張れよって、思いました(笑)」と話していた。
この日は、6月19日の父の日にさきがけ、“女優・桜庭ななみ”にとって父とも言える杉田監督に、桜庭から手紙が贈られる場面も。桜庭は「初日舞台挨拶のとき、監督からサプライズでお手紙をいただき、“長い間本当によく頑張りましたね”と言われたことがすごく嬉しくて、思わず涙を流してしまいました」と読み始めた。
そして「いつか監督とまたご一緒にお仕事できたらと思います。そのときに監督が言ってくださった“まばゆいばかりの宝石を持った大きな女優”に近づけるよう、もっともっと成長した私を見てもらえるように頑張りたいと思います」と読み上げ、最後に「私が20歳になったら、ぜひお酒を飲み連れて行ってください」と結んだ。これを受け杉田監督は「嬉しいですね」と満面の笑みを浮かべていた。
その後、囲み取材が行われ、父の日に本当のお父さんに何を贈るかと聞かれた桜庭は「お母さんから『もうすぐ父の日だね。最近、お父さんのシェーバーが壊れたんだ』っていうメールが来ました。何を贈ろうか考え中です(笑)」と回答していた。
『最後の忠臣蔵』のDVDとブルーレイは6月15日より発売中。
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