櫻井淳子、川が凍るほどのソウルの寒さにビックリ/日韓観光振興イベント

櫻井淳子
櫻井淳子
櫻井淳子
パク・コニョン
アン・ソンギ
リュ・ヒョンギョン
田中要次
前列左から櫻井淳子、パク・コニョン、リュ・ヒョンギョン。後列左から萩原健太郎監督、キム・ウンス、アン・ソンギ、田中要次、パク・サンジュン監督
写真左から萩原健太郎監督、櫻井淳子、キム・ウンス
写真左からパク・サンジュン監督、パク・コニョン、リュ・ヒョンギョン、田中要次

映像を通じて日韓の観光振興を図ろうというトークベントが6月23日にラフォーレミュージアム原宿で行われ、アン・ソンギ、櫻井淳子、田中要次、パク・コニョン、リュ・ヒョンギョン、キム・ウンス、萩原健太郎監督、パク・サンジュン監督らが登壇した。

[動画]日韓観光振興イベント/櫻井淳子、パク・コニョンほか
日韓観光振興イベント、その他の写真

本イベントは日韓観光振興プロジェクトの一環として、日本と韓国、それぞれを舞台としたショートフィルム『スーパースター』と『スマイルバス』の2本を上映。その後にトークを行うというもの。

『スーパースター』は憧れの韓流スターのバースデーイベントに参加するため、1人でソウルを訪れた日本人女性と、ひょんなことから彼女と一緒に韓流スターを追いかける羽目になった韓国人男性の姿を綴った物語。メガホンを取った萩原監督は「日本では韓流ブームが起きているが、ファンである韓流好きの女性たちを通じて韓国を描いた作品が今までになかった」と本作の着眼点について語った。

韓流スターを追いかける主人公に扮した櫻井は、この作品の撮影で初めて韓国を訪問。「まずビックリしたのが寒さ。韓国に行ってマイナス10何度を体感して本当にビックリしたし、漢江(はんがん)が凍っている、川が凍っていることにもビックリした」と振り返った。

運転手役を演じたキム・ウンスは、今村昌平監督が創立した日本映画学校(現、日本映画大学)に在学していたこともあり日本語がペラペラ。当時、感じたカルチャーギャップについて「同じ漢字文化だったし、僕は子どもの頃から漢字教育も受けていたので、食堂って漢字で書いてあれば、ここは食べられるところだなとわかった。韓国でもハングルだけでなく、漢字表記を増やしたら、日本人観光客に対しても親切なのに」と話していた。

一方の『スマイルバス』は江ノ島と鎌倉を舞台に、恋人に突然別れを告げ日本へやってきた韓国人女性と、彼女を追ってきた男性の物語。パク・サンジュン監督は物語を思いついたきっかけについて、「昔聞いた縁切寺の話を思い出した。男女の縁を切るためのお寺というものに興味があって調べたところ、その近くに男女が南京錠をかけて永遠の愛を誓う場所があることを知り、さらなる面白さを感じ、この2つの要素を入れたメロドラマを作ろうと思った」と話した。

彼女を追って日本に来る主人公を演じたパク・コニョンは「映画を見るとわかるが、僕は歩くシーンがない。いつも走っている役で、3日間、江ノ島を1人で走りまわっていた」と話して笑いを誘うと、突然日本にやって来る女性を演じたリュ・ヒョンギンは「温泉もとても良かった。楽しい撮影だった」を振り返っていた。

また、唯一の日本人キャストである田中要次は、韓国で行ってみたい場所はあるかとの質問に「先進医療が進んだ街があるとテレビで知ったので、そこへ行って植毛をしたい」とコメント。場内を爆笑に包んでいた。

韓国を代表する国民的俳優で、アシアナ国際短編映画祭の実行委委員長をつとめるアン・ソンギらも登壇。今年9歳になった同映画祭について解説。今回のイベントを主催するショートショート フィルムフェスティバル とは「数年前から兄弟のような関係を築かせてもらい、お互いに助け合い協力し合う仲」と話していた。

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