震災後、初の大物来日は『トランスフォーマー』。でも、福島の近くは避けた!?
全米で6月29日に公開され、7月12日現在ですでに、それまで今年NO.1ヒットだった『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』を抜き去り、興収2億6107万ドル(208億8560万円/1ドル80円計算)でトップに躍り出ている『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』 。全世界興収でも6億4507万ドル(516億560万円)と快進撃を続けているが、この映画の監督とキャストが来日することが発表された。
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来日するのは、製作総指揮・監督のマイケル・ベイ、主人公のサム役を演じるシャイア・ラブーフ、ニューヒロインとして注目を集めるロージー・ハンティントン=ホワイトレイ。モスクワから始まったワールドツアーのラストを、『トランスフォーマー』誕生の地、日本で締めくくる形で、7月16日に大阪にやってくるという。
3.11の東日本大震災以降、映画のキャンペーンなどによる大物ハリウッドスターの来日は途絶えていた。理由として噂されるのが、福島の原発事故による放射能汚染の影響。とりわけ、チェルノブイリと並ぶ「レベル7」という最悪の評価を受けたことは、世界から見た日本のイメージに大きな影響を与えている。
そうしたなかで実現した今回の来日は、映画界にとっても画期的なこと。『パイレーツ・オブ・カリビアン』も『ハリー・ポッター』もキャストが来日しないなか、本作で来日実現に尽力した多くの関係者の努力と勇気に拍手を送りたい。
ただ、それでも、福島から近い東京ではなく、大阪だというのは残念に思われる。今回のワールドツアーは、今までプレミアの開かれていない都市を中心に組まれたそうで、モスクワの赤の広場、ニューヨークのタイムズスクエアなど、画期的な場所で行われてきた。そのなかの1つとして大阪が選ばれたのは、もちろん嬉しいことだが、いずれ近いうちに東京にも大物スターが訪れることを期待したい。
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は7月29日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国拡大公開される。
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