堺雅人、どら焼きで女学生たちを買収!? 『日輪の遺産』完成披露舞台挨拶

左からユースケ・サンタマリア、堺雅人、福士誠治
左からユースケ・サンタマリア、堺雅人、福士誠治
左からユースケ・サンタマリア、堺雅人、福士誠治
左から森迫永依、ユースケ・サンタマリア、堺雅人
前列左から松本花奈、森迫永依、ユースケ・サンタマリア、堺雅人、福士誠治、佐々部清監督、元ちとせ
後列は女学生たち
堺雅人
福士誠治
ユースケ・サンタマリア
森迫永依
松本花奈
女学生を呼び込んだ後、「僕の仕事は終わった」と汗を拭うユースケ・サンタマリア(中央)と、森迫永依(左)、堺雅人(右)
登壇する女学生たち
松本花奈(左)と森迫永依(右)
主題歌「永遠(トワ)の調べ」を歌う元ちとせ
左からユースケ・サンタマリア、堺雅人、福士誠治
「誰に向かって敬礼した?」と聞かれ堺雅人に挙手した女学生たち

終戦が迫る1945年夏に、祖国復興のためにGHQ最高司令官マッカーサーの財宝を盗み出し、トンネルの奥深くに隠そうとした帝国陸軍将校たちと20名の少女たちが辿った壮絶な運命を描く『日輪の遺産』。この映画の完成披露試写会が8月8日に東商ホールで行われ、堺雅人、福士誠治、ユースケ・サンタマリア、森迫永依、松本花奈と、主題歌を担当した元ちとせ、佐々部清監督らが登壇した。

[動画]『日輪の遺産』完成披露舞台挨拶
『日輪の遺産』完成披露試写会、その他の写真

堺は、自身が演じた真柴少佐について「今までのルールが全部崩れて見通しの悪い時代に、手探りで自分なりの考え方や生き方をつくる、懐が深く大人の魅力を持った人物」と解説。

福士は『チルソクの夏』以来、8年ぶりとなる佐々部監督の現場について「(『チルソクの夏』は)デビュー作だったので、ゼロの状態を知っている監督。成長を見られる緊張感があり、萎縮しつつも胸を張って頑張りました」と語っていた。

女学生たちの先生役を演じたユースケは「いつもとは違う穏やかな役ですね」と司会に指摘され、会場からは笑いが。「最近、こういうシリアスで優しい役が多いんですよ」と穏やかに司会に返答すると、続けて「彼女たちの可愛い純粋な笑顔に助けられ、なんとかオールアップいたしました」と報告。すぐさま「まあ、ここにいるということはオールアップしているんですけどね」と自分に突っ込み、会場を笑いに包んでいた。

一方、女学生の1人を演じた森迫は「撮影前に、当時の女学生の日記を読んだ」と話し、松本も「監督やスタッフさんから、立ち姿や歩き方を教えていただき、当時を思いながら演技をした」とそれぞれ役作りの苦労を語った。

その後、ユースケの呼び込みにより、17名の女学生たちが登壇。ユースケが「じゃあ、永依ちゃん、いつものやつ、お願いします」と言うと、森迫は劇中と同じく「基準!」と号令。女生徒たちはきれいに整列した。

ここで、女学生たちに対し「堺、福士、中村獅童演じる3人の軍人に敬礼するシーンで『好きな人に向かって敬礼して』という演出があったが、誰にした?」という質問が。女学生のうち8名が堺に挙手し、見事1位に。すると堺は「さっき楽屋でプレッシャーを……。どら焼きを差し入れしたんです(笑)」と冗談交じりにコメント。堺には僅差で負けたものの、7票を獲得した福士も「よし、今日ご飯に行こう」と女学生たちに言い、満足気な様子だった。

最後には元ちとせが登場し、主題歌の「永遠(トワ)の調べ」を熱唱。瞳を閉じて聴き入っていた堺は「祈りの歌というか、力強く、今の日本に染み入るメッセージなんじゃないかと思います」と感想を述べていた。

『日輪の遺産』は8月27日より角川シネマ有楽町ほかにて全国公開となる。

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