櫻井翔、広瀬すず、福士蒼汰の3人が出演し、東野圭吾が「これまでの私の小説をぶっ壊してみたかった」と発言する程の野心作「ラプラスの魔女」を映画化。三池崇史監督がメガホンをとり、2018年に公開予定となっていることがわかった。
・櫻井翔と宮崎あおいが『神様のカルテ』続編で再共演、藤原竜也も初父親役で参加
原作は、東野のデビュー30周年記念作で、発売前から話題沸騰となり、既に28万部を突破。原作権の獲得には12社が競合したほどの超人気作だ。連続して起こった2つの不審死は、現場が遠く離れているにもかかわらず、死因はどちらも同じ自然現象下での<硫化水素中毒死>。驚くべきことに、死亡した2人は知人同士であった。
警察はこの事件の調査を、地球化学の研究者である大学教授・青江修介(あおえ・しゅうすけ)に依頼。青江はもし事件が事故ではなく、他殺と仮定するならば、犯人は「完全無風状態になる一瞬」をあらかじめ知っていて、「その瞬間、致死量の硫化水素が発生する場所へ被害者を誘導した」ことになる。そんなことは絶対に不可能と自然科学的見地から事件性を否定する。
だが1人の女・羽原円華(うはら・まどか)が、青江の目の前でその場所で次に起こる自然現象を言い当ててみせる。そして、なりゆきで円華と行動を共にすることなった青江は、彼女が失踪した甘粕謙人(あまかす・けんと)という青年を探していることを知る。一方、警察は「円華には、なにか不思議な力が備わっている」と、事件への関与を疑い始めた。そうした中、第3の事件が発生する。
本作の主人公・青江修介役を演じるのは、『神様のカルテ2』(14年)以来約4年ぶりの映画単独主演となる櫻井翔。三池監督とは『ヤッターマン』(09年)以来、約9年ぶりのタッグとなる。また、不思議な力を持つ円華役を広瀬すず、円華が探している失踪した甘粕役を福士蒼汰が演じる。
4年ぶりに映画単独主演をつとめる櫻井は「三池監督とご一緒させて頂くのは9年ぶり。東野先生の作品に出させて頂くのは14年ぶり。沢山の”久しぶり”に胸が高鳴ります。事件に、そして円華に翻弄される青江ですが、監督、そして共演のみなさまとの”大きな化学反応”を現場で起こして行きたいと思います」とコメント。
円華役の広瀬は「東野さんの作品の映画に出てみたいってずっと思っていたので、念願叶って、すごく嬉しいです。円華という女の子も、何回台本を読んでも中々掴めなくて苦戦してます。でも、その何か掴めないけど、円華のひとつの思いを強く抱きながら、少しでもリアリティある中で生きていけたらなと思います」。
『ラプラスの魔女』の撮影は3月16日にスタートし、4月下旬まで行われる予定で、公開は2018年全国東宝系予定となっている。
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