スティーヴン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが製作総指揮をつとめ、ヒュー・ジャックマンを主演に迎えた感動作『リアル・スティール』。この映画の来日記者会見が11月30日にザ・リッツ・カールトン東京で行われ、天才子役の呼び声高いダコタ・ゴヨとショーン・レヴィ監督が登壇。ゲストとして、日本の天才子役・芦田愛菜が登場した。
スピルバーグから「奇跡の子役だ!」と、お墨付きをもらったというゴヨは、本作への大抜擢について「家族でディナーをしているときに合格の知らせを聞きました。椅子から転げ落ちるくらい嬉しかった」と感慨深そうにコメント。
一方、レヴィ監督はその決め手について「最終選考に残った候補者をスティーヴン(・スピルバーグ)に見てもらったところ、『みんなすごく才能はある。しかし、演技力だけでなく何か特別なものを持った男の子がどこかにいるはずだ』と言われ、改めて探し回ってゴヨに出会いました。まさに、スティーヴンの言っていたとおりの子が見つかった」と振り返っていた。
本作は父と息子のかけがえのない絆を描いた作品だが、記者から「普段、大切にしている絆は?」と質問されると、ゴヨはじっと考え込み、一瞬沈黙が。すると、レヴィ監督が「『お母さん』と言わなくちゃ! そこにいるのに」と付き添いで来日していたゴヨの母のほうを見て発言。会場の笑いを誘うと、ゴヨは「間違いなく家族ですね」と質問に答え、さらに大きな笑いが起こっていた。
また、ゴヨは日本の印象を聞かれると「東京ディズニーランドやディズニーシーに行けたし、ホテルの近くでランぺイジ・ジャクソン(総合格闘家)に会えました。素晴らしかったし、夢が叶った」と回答。将来の目標については「乗馬が好きなので、西部劇に挑戦したい。目標とする俳優は(父親役で共演した)ヒュー・ジャックマンもそうですし、ジョニー・デップやレオナルド・ディカプリオにも憧れています」と話していた。
その後、芦田愛菜がゲストとして登場し、2人に花束を贈呈。芦田は「ナイス・トゥー・ミー・チュー! マイネーム・イズ・マナ・アシダ」と英語で挨拶し、映画については「エネルギーをもらいました」とコメント。すると、レヴィ監督は「そのエネルギーを貯めておいてください。『リアル・スティール2』があったらぜひ出演してほしいので。人類史上最も可愛いです!」と興奮気味に話した。
この発言にゴヨも「今まで会ったなかで最も可愛い子です」と同調。続けて、「(プロモーションで)ちょっと疲れも出始めていたけれど、彼女を見て今日はいい日になりました!」と笑顔を覗かせていた。
『リアル・スティール』は12月9日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開される。
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