サダム・フセインの長男で、父親の権力をバックに非道の限りを尽くしたウダイ・フセイン。彼の影武者をつとめた男ラティフ・ヤヒアの半生を描き、現在公開中の衝撃作『デビルズ・ダブル −ある影武者の物語−』の特別映像が到着した。
同作は、出版されるやいなや世界を震撼させたラティフの自伝を映画化した作品。家族から引き離されたラティフが数年に渡って強いられた尋常でない日々、ウダイの常軌を逸した行動やおぞましい事件の数々が、ラティフ本人の協力とアドバイスのもとに描かれている。
今回、寄せられた特別映像では、そうしたウダイの非道ぶりが描かれたシーンと共に、ウダイとラティフの一人二役を演じたドミニク・クーパーのインタビューも収録。クーパーはウダイについて「誰にも止められることなく、やりたい放題だ」と語っている。
また、クーパーと原作者ラティフによる貴重な2ショットシーンもあり、ラティフはクーパーの演技を「ウダイや僕のなかのウダイが見事に表現されている」と絶賛。さらに本作については「こうして今、昔の自分を見ると、現実のものとは思えない。20年前に戻ったようだ」と話し、映画を見たことで「影武者時代の苦しみからようやく解放された気がする」と話している。
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