体調不良でPR活動休止の沢尻エリカについて、蜷川実花監督がコメントを発表
今朝からメディアを賑わしている沢尻エリカの体調不良によるPR活動休止について、彼女の主演作『ヘルタースケルター』の配給元アスミック・エース エンタテインメントを通して、監督の蜷川実花がコメントを発表した。
以下、蜷川監督のコメント全文。
私にとってこの『ヘルタースケルター』が宿命だったように、エリカにとっても運命的な作品だったのだと思います。
あまりに出来すぎな筋書きに、物語が現実に追いつかれそうな気がしてなりません。
『ヘルタースケルター』を撮っているとき、何度も現実と物語がリンクし、境界線が曖昧になる体験をしました。
前日の撮影をお互いまったく覚えていない程、私たちは物語に進んで沈んでいったのだと思います。
現場での彼女はりりこそのものでした。
「りりこの役がなかなか抜けない」と言っていた彼女に静養が必要なのは、必然のような気がします。
魂をかけて今持てるすべてをお互い出し切った、その結果がすべて映画に詰まっています。
「これで私は胸を張ってみんなの前に立てる。実花さん本当にありがとう」と、映画完成の初号試写が終わった時、手をとり泣きながら言った彼女がもどって来る日を心から待っています。
『ヘルタースケルター』は、美しく幸せになりたいという欲望を持った主人公りりこが、耳と性器以外の全身を整形手術しモデルとしてデビュー。トップアイドルへの道を駆け上がるも、後遺症の悪化で心身ともに破滅へと向かっていく姿を描いた作品。7月14日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開となる。
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