石垣島に移住した夫婦の姿を描いた心温まる映画『ペンギン夫婦の作りかた』の完成披露試写会が9月27日に行われ、キャストの小池栄子と深水元基、映画のモデルとなった辺銀暁峰(ぺんぎん・ぎょうほう)・愛理夫妻、主題歌を担当する宮良牧子、そして平林克理監督が登壇した。
同作は、世の中で唯一の“ペンギン”という名字を持つ夫婦の絆の物語。日本人の妻と中国人の夫、国際結婚や会社倒産というハードルを乗り越え、元祖・食べるラー油である“辺銀食堂の石垣島ラー油”を生み出した2人と、彼らを取り巻く温かな眼差しに優しい気持ちがわいてくる。
主演の小池は「これまで猟奇的な役が多かったので(笑)、すごくチャーミングな役を演じられて嬉しかったです。私を選んでくれて、監督、ありがとうございます!」とキャスティングされたことに感謝。また、石垣島での撮影の様子について「オフの日は泳ぎに行ったりしてリフレッシュしていました。島の人たちには『東京の人たちはよく働くね〜』なんて言われました」と話していた。
一方、現地の辺銀食堂で石垣島ラー油を食べたという深水は「麻婆豆腐にたっぷりかけていただきました。本当に美味しかった」と笑顔を浮かべていた。
実はこの日、平林監督におめでたい出来事が! 司会が「今朝、入籍されたんですよね」と振ると監督は「私事ですみません」と恐縮。「おめでとうございます」と祝福した小池は「でも、この映画を見ると結婚したくなりますよね〜」とうなずいていた。
小池の夫役を演じたのは台湾で人気の俳優ワン・チュアンイー。監督曰く「ワイルドな感じで声もすごく格好良くて、日本の女性たちに『男らしくてステキ!』と感じてもらえる」と太鼓判。この日は残念ながら登壇が叶わなかったが、「ぜひこの映画をきっかけに石垣を訪れて、美味しい食を楽しんでください」という手紙が読み上げられた。
最後の挨拶で小池は「本当にお腹がすく映画です。人と人との繋がりについて深く描かれていて、見終わると、大切な人に会いたくなる映画だと思うので、ぜひみなさん楽しんでください」と呼びかけていた。
『ペンギン夫婦の作りかた』は10月20日より新宿武蔵野館ほかにて全国公開される。
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