長澤まさみ、6年ぶりの純愛映画で岡田将生と共演。原作は長澤も大ファンの少女マンガ
少女マンガ界の巨匠・いくえみ綾(りょう)の人気コミック「清く柔く(きよくやわく)」が、長澤まさみと岡田将生の共演で映画化されることが明らかになった。
原作は、大切な人を失い喪失感を抱えた主人公たちの「その後」を描いたラブストーリーで、「僕等がいた」原作者の小畑友紀や「君に届け」原作者の椎名軽穂ら人気マンガ家も大ファンだという名作。コミック全13巻で累計250万部を突破する売上げを記録し、2009年には第33回講談社漫画賞少女部門に輝いている。
今回の出演について、原作のファンだったという長澤は「登場人物たちの思いや言葉、ストーリー展開、着ている洋服……もうすべてが大好きです!(なので)私で大丈夫かなと不安になりましたが、前向きに進む主人公の姿に私も勇気づけられたのを思い出して、頑張ってみようと思いました」と抱負を語った。
一方、相手役を演じる岡田も「今回演じさせていただく赤沢禄という役は、大人の顔と子どもの顔を併せ持つ、とてもかわいらしく、魅力的な役です。原作の世界観を大切にしつつ、映画ならではの新たな『清く柔く』を、長澤さんと一緒につくりたいと思います」とコメント。
また原作のいくえみも、「初めての映像化に期待と不安が渦巻きます。原作より面白かったらどうしよう!という……」と原作者ならではの不安をのぞかせつつ「動いて音の出るもの、無音の切り取った画を見せるもの、それぞれの素晴らしさがあると思います。とてもとても楽しみです」と期待を寄せた。
数あるエピソードのなかで今回映画化されるのは、クライマックスを飾った「瀬戸カンナ」と「赤沢禄」の恋模様。高校生のときに、自分に思いを寄せていた幼なじみを失ったカンナと、小学生のときに同級生と事故に遭い、自分だけ生き残ってしまった禄が、社会人となった後、運命に導かれるように出会い、恋をする様子が描かれていく。
『モテキ』で再ブレイクした感のある長澤。純愛映画への主演は『そのときは彼によろしく』以来6年ぶりとなるが、20代後半に差し掛かり大人の色香を漂わせるようになった彼女が、どんな恋愛模様を見せてくれるのか楽しみだ。
『清く柔く』の撮影は2013年2〜3月に行われ、同年秋に公開される予定。
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