2月23日に封切られた映画『横道世之介』のヒット御礼トークイベントが3月11日に渋谷HUMAXシネマで行われ、吉高由里子と沖田修一監督が登壇した。
監督と2人で登壇した吉高は「監督と2人でのトークショーは初めて。何だろうこれと思って(笑)」とコメント。沖田監督も「そうねぇ、俺も若干気恥ずかしいところがある」と照れ笑いを浮かべた。
また吉高は、舞台挨拶などのプロモーションでしばしば「愛している」と口にしていた『横道世之介』に、こうした形で再会した感想を求められると「サラッと終わるのかなと思っていたら、割としつこくイベントがまたあった(笑)」と述べ、監督から「しつこくって言わないように」と突っ込まれる場面も。
それでもこうして公開後のイベントに参加できたことが嬉しいようで、現在撮影中の『ガリレオ』がパツパツなスケジュールであることを明かすと、『横道世之介』の現場については「放牧されたような気分でやっていた」と説明。
自身が演じた与謝野祥子役について「どんなところが1番好き?」と尋ねられると「なんかパンパンだった(笑)。あんなに丸かったんだって、後からこの映画を見て思ったんです。すごいコロコロしていて、本当に放牧された家畜のよう(笑)」と振り返り、沖田監督から「祥子が(映画を見た観客から)可愛い可愛いとなっていった」と告げられると、「本当に私の好感度を上げてくれた映画だと思います。ありがとうございます」と客席に向かって御礼を述べていた。
また、「吉高由里子は好きじゃないけど祥子は好きだったと言ってくれる人がいる」と、前田敦子の名ゼリフにも似たフレーズを口にし苦笑い。だが、そこはあっさりしたもので「この映画を好きになってくれるんやったらいいかな」と続けた。
さらに「祥子のどんな衣装が好き?」という質問には、最後の雪のシーンで着ている紺のワンピースを挙げ「『魔女の宅急便』みたいでしょ」とコメント。次いで、なぜか「飛べない……」と言いかけ口をつぐむと、客席から「飛べるよ、きっと!」という励ましの声が! それに「ありがとう。練習したことある(笑)」と答え笑いを誘うと、「また、こんなんゆうたら、不思議ちゃんとか言われるよね」と笑顔を浮かべた。
最後の挨拶では「本当に自信を持ってみんなに『いいよー!』って言える」と話し、取材陣に対しては「今日はマスコミさんがいても、割とリラックスした気分でできたと思います。なので、意地悪なことを書かず、お手柔らかによろしくお願いいたします」と話していた。
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