橋本愛主演の『ここは退屈迎えに来て』が現地時間10月9日(日本時間10月10日)にバンクーバー国際映画祭でワールドプレミア上映され、橋本と廣木隆一監督が舞台挨拶に登壇した。
本作は、2004年の高校時代から2013年の現在まで、みんなの憧れの的だった「椎名くん」を柱に、キャラクターを交差させながら描く痛く切ない群像劇。橋本が主人公である「私」を、門脇麦が元カレ椎名くんのことが忘れられずにいる「あたし」を、成田がそんな2人が青春時代に恋焦がれていた「椎名くん」を演じる。『ママレード・ボーイ』『さよなら歌舞伎町』の廣木監督がメガホンをとる。
今回が2年ぶり3度目の海外映画祭参加となった橋本は、上映前の舞台挨拶で流ちょうな英語スピーチを披露! さらに、上映後に行われたQ&Aコーナーでは、観客から地方都市を舞台とした本作にちなみ「東京に行くことが自分の意志ではなかったとのことですが、今の東京にはどのような思いがありますか?」と聞かれ、「今は東京のことがすごく好きで、楽しみ方も見つけられていると思います。ただ、ここが私の居場所だという風に腰を据えられるかというと、違うような気もしていて。世界中のどこにもここだという場所が見つからないかもしれないですが、今、自分がいる環境を充実させるようにしているので、毎日楽しいです」と答えた。
舞台挨拶終了後には、本映画祭の感想を尋ねられ、橋本は「ほかの映画祭と違い、日本と近いものをすごく感じました。質疑応答の時も反応を見て、見たばかりのお客さんの反応を肌で感じられたのもいい経験でした。地域を感じるというか、アットホームな感じをとても受けました」と満足気に語っていた。
『ここは退屈迎えに来て』は10月19日より全国公開となる。
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