ハリウッドからまさかのオファーを受け、『ワイルド・スピード EURO MISSION』とのコラボが発表されていた人気エアーバンド・ゴールデンボンバーの喜矢武豊。オファー内容こそトップシークレットなものの、「海外に家買わないと」「向こうの人たちは背が高いから30cmのシークレットブーツを履こう」などと、早くもスター気取りだった彼がガッカリするようなイベントが、6月4日にアーク森ビル アークヒルズで行われた。
この日のイベントでは、ゴールデンボンバーの4人(歌広場淳、喜矢武豊、鬼龍院翔、樽美酒研二)は、それぞれド派手なレース用のつなぎを着て登場。司会から「F1を意識した?」と尋ねられると鬼龍院は「『ワイルド・スピード』ということで、スピードが出そうな衣装を事務所にオーダーしたんですよ。でも、ちょっと方向性が間違ってますよね。『ワイルド・スピード』はこんな格好してないですから」と、ため息混じりに回答。
歌広場も「もっとストリート感があるはずなんだけどね」と突っ込み、喜矢武は「ちょっと今(着ていて)恥ずかしいです」とオカンムリな様子で、何やら幸先の悪そうなスタートに。
そうしたなか司会から、どんなオファーだったかを尋ねられた喜矢武は、あまり乗らない様子で「それを聞いちゃいましたか?」と切り出すと、一呼吸置いてから「それは、『ワイルド・スピード』の、CMの効果音の、アフレコです……」と発表した。
これに司会は「効果音のアフレコってどういうことですか? 声優さんじゃないんですね?」と人の気持ちを逆撫でするような不躾な突っ込み。喜矢武は声優であることを明言すると、「僕はちなみに、役名がエンジン音と書いてありました」と明かし、「僕は爆発音です」(鬼龍院)、「僕はクラッシュ音です」(歌広場)、「僕は雰囲気音!」(樽美酒)とそれぞれ語った。
さらに具体的にどんな音を出してきたのかという質問には、その場で「ブルルルン!ブルルルン!」(喜矢武)、「ハァー、ハァー」(喜矢武)、「ドオオーン」(歌広場)。「クックー、クックー(ハトの鳴き声)」(樽美酒)と実演して見せ、笑いを誘っていた。
その後、イタリア車ならぬ“痛車”をお披露目。だが、メンバーの個性をデザインに反映した世界に1台の痛車登場に、4人も複雑な表情で、喜矢武は「車好きに怒られますよ」、歌広場は「上等なケーキにうんこを塗っているようなもの」とそれぞれ、この企画の無駄遣いぶりを指摘。
また司会が、この車について「当初は映画会社が買い取って、みなさんにプレゼントしようと考えていたんですが」とアナウンスすると、「オオー!」「マジですか?」と歓喜の声。だが、世の中はそう甘くなく「デザイン費用とラッピング費用で予算を使ってしまいまして……、ここにある4台は今日だけ特別にお借りしたもの。気に入ったら自腹で買ってください」と言われ、ガッカリした表情を浮かべていた。
『ワイルド・スピード EURO MISSION』は7月6日より全国公開となる。
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