俳優、映画監督の塩屋俊が56歳で逝去。舞台の稽古中に体調不良訴え倒れる
俳優、映画監督として活躍してきた塩屋俊(しおや・とし/本名・塩屋智章)が、6月5日午後2時56分、仙台市内の病院で逝去したことを、塩屋が主宰する俳優養成所アクターズクリニックの公式サイトが発表した。
塩屋は「HIKOBAE2013」の仙台公演を5日夜に控え、会場となる仙台電力ホールで稽古中に、突然体調不良を訴え意識不明となり、救急車で仙台厚生病院に搬送されたものの、急性大動脈解離のため死去。56歳だった。
通夜・葬儀は近親者のみで行い、後日、改めて「お別れ会」を行うという。
塩屋は俳優として数々のテレビドラマや映画に出演する一方、監督業にも進出。最近では、ハンセン病のため50年間療養所暮らしを強いられてきた78歳の主人公が、かつてジャズに青春をかけた仲間たちとの約束を果たそうとする姿を描いた『ふたたび swing me again』(10年)。初めて日本茶の生産に取り組むことになった女性と彼女をサポートする役人を軸に、自然との共生や人々の交流を描いた『種まく旅人〜みのりの茶〜』などの作品を監督していた。
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